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茶臼山保育園

大津でウネが新校舎を設計しているという保育園へ行って来た。
1年を通して園児達が活動した記録や、作品などを展示した発表会がある。
会場となる「茶臼山保育園」の建物も、10年前にウネが設計を担当したものだ。
それほど大きな建物ではないが、玄関を開けると広々とした空間に大階段が見える。
うちの教室と同じで、階段はらせん状に上がっている。とても明るい。
すぐに園長ご夫妻が挨拶に出て来てくださった。先日うちの教室にも来てくださったのだ。
ご夫婦は私と同い年。普通のサラリーマン家庭だったのだが、モンテッソーリに学ぶうち、
今の幼児教育に納得がいかず、お金もないのに自分で始めたのだという。
そういう立ち上がり方や発想が私とそっくりで、ウネが引き合わせてくれたようだ。
各部屋には0歳から5歳までの生活の様子や発達過程、作品などがたくさん展示されていた。
子供や親がたくさん見に来ていて、まだ若い保母さん達もたくさんいる。
布で作った「巾着」がある。竹籤で箱を作ったようだぞ。ビーズのアクセサリーもある。
驚いたのは紙細工と線描写だ。
たぶん紙を半分に折り、様々にくり抜いたのだろう、対称な模様はとてもよく出来ている。
いくつかの型枠を少しずつずらし、何度も色鉛筆で描いた図形は「空間」も感じさせる。
これを園児が描いたのか?・・・遊びながらとはいえ、根気のいる作業ですよ。
モンテッソーリやシュタイナーはテレビなどは嫌うため、それは全くない。
ただコテコテにその思想を真似はしないが、紙や鉛筆、布やビーズでもあれば、
やれることはたくさんあり、「文明の利器」は必要がないのだ。
基本的には園児を自由にさせるのだが、整理整頓・制限の躾はきちんとされている。
たぶん、私も園長ご夫婦も、今の教育界の最大の不満は「躾のなさ」だと思う。
何でも「お好きに」「ご自由に」では、子供の「ご機嫌とり」になってしまう。
もちろんどこの施設でもそうしようとは思っていないのだろうが、なぜだかそうなってしまう。
「マニュアル」ばかりが増えてしまい、「たてまえ」が多過ぎ、本音が言えなくなり、
結果的に子供の成長や発達に目が向けられなくなっているようだ。
私の教室には「本音の教育」しかなく、この保育園もその部分はしっかりあるのだろう、
滋賀県でも大人気の保育園となり、人に請われて「第2園」を大津駅前に作ることになったのだ。
すごいねえ、私には真似できないですよ。・・・ウネがつくづく言う。
「どんなにいい設計で建てても、中に入る人で建物は、まったく変わってしまう」
暖かく、柔らかで、優しい空気に満ちた園にとても感激し、帰って来た。

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