FC2ブログ

スポーツとのバランス その3

当時は私にもわからなかったが、スポーツ推薦の誰もがチャンピオンを目指してはいない。
それはほんの一握りだ。子供の頃からやっているだけに、自分の能力はすぐにわかってしまう。
逆に私のような「ど素人」の方が「頑張ればチャンピオンにも・・・」と思っている。
それが素人の「バカさ」で、彼らとの「距離」を測る術を持たないのだ。
何キロも離れている彼らとの距離を、自分が持つ「10㎝定規」では測れないことがわからない。
練習さえすれば、彼らのやっていることが出来ると思っている。
「なぜ、そんなことが出来るんだ?」と言うレベルであることがわからなかった。
彼らはある程度登りつめているがゆえに、「練習しても、あれは出来ない。勝てない」
と言うことが瞬時にわかってしまう。どちらが幸せかは・・・わからない。
私のような素人は素人がゆえに、方向転換する術は、いくつか持っている。
しかし彼らは子供の頃から卓球しかしたことがないので、その術を持たない。
2割ほどの選手はそれで何度も鬱状態になる。「何のために練習してるんだ?」
大学を卒業できるわけでもない。卓球で「就職」出来るほど強くもなれない。
けれど卓球しかしたことがないし、どうしていいかもわからない・・・・・
「俺達は大学の宣伝のために、飼われている犬だ」先輩達から何度も聞いた。
しかし今思えば、そうして悩めた人はまだましで、賢い方だった。
何とかして人生をつないでいったのだと思う。しかし残り8割ほどは・・・
当時の私でも見ていてその将来が心配になる奴らばかりだった。練習すらろくにしない。
「4年間都会で遊ばせてくれるんだから、遊べばいいじゃん」
なまじそのスポーツしか知らず、思考力が弱く、視野が極端に狭いから、
軌道の外し方も半端ではなかった。
そんな連中が卓球で就職しても、卓球をやめる時は会社も辞めなければならない。
誰かの世話でどこかへ就職しても、遊ぶことしか学んでこなかったから2年も持たない。
「何も出来ない。周りの情けで食わせてもらっている」元世界チャンピオンもいた。
思いつきで事業を興そうとするが、何しろ働く術を知らず、借金ばかりが増え、
「俺は、落ちるとこまで落ちた」と、どこかへ消えていった同期は何人もいる。
華やかな場面しかテレビでは映さないから、そういう「スポーツマン」が
圧倒的に多いことも、一般に知られているとは、とても思えない。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR