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神の数式

またノーベル賞の季節になった。物理学賞は「ヒッグス粒子」が勝ちとったようだ。
そう言えば一ヶ月ほど前に私と康太は「海猿」でも「斉藤さん」でもなく、NHKの「神の数式」を見ていた。
この100年の間に物理学者達は「素粒子」の研究を進め、宇宙の成り立ちを数式化していた。
神が宇宙を設計した数式、「神の数式」に限りなく迫ろうとしたようだ。
たった100年でその進歩はすさまじいですよ。
康太が湯川博士のことを紹介した本を大学図書館から借りてきている。
湯川博士は没後30年ほどになるが、生きていれば110歳くらい。
博士の時代には「宇宙の最小単位」はプラスの電荷をもつ原子核とマイナスの電子だった。
湯川博士は「電荷をもたない“中性子”も存在しないと計算が合わない」と、
中性子の存在を予測し、後にそれが実証されノーベル賞を受けた。まだそんな時代だった。
そこから物理学者達はさらに細かな素粒子を予測し、検証し、神の数式を書き始めたのだ。
その数式はまぎれもなく宇宙を創り上げる数式だが、困ったことが起きた。
その数式では素粒子には質量が持てない。光速で飛びまわり、重さがないのだ。
重さがないと星は出来ないし、木も動物も、私達の身体だって出来ない。けれど実際にはある。
研究を進めていた南部博士はふと、子供たちが鉛筆のとがった方を先にして、
机の上に立てようとしているのを見た。
「設計図」ではバランスを取れば立つはずだ。けれど実際には立たない。
設計では出来ても現実には出来ないと言う「対称性の破れ」を提唱し、ノーベル賞を得た。
「ではなぜ、その“破れ”は起こるのか?」
ヒッグス博士は「光速で動く素粒子の動きを遅くさせ、質量を持たせる粒子が存在するはずだ」と、
「ヒッグス粒子」を50年前に提唱したのだ。最近それが実証され、ノーベル賞になった。
私も康太も「そうなん?」と驚くばかりで、理解など出来ない。
理解はできないけれど・・面白い。
それが何になるのかはわからないが、損得抜きで考え続ける人たちがいる。
「神の数式」に迫ろうとするのに、「神様はこう設計しはったけど、現実にはでけへんねん」
という結論が出てくる。ものすごく面白いし、それが現実の真実なのかもしれない。
教育界もそれを参考に、「神の教育設計」ではそうでも、「けどなあ、現実には、そうならへんねん・・・」
そういうことを認めれば、教育ももっと「まし」になると思う。
だって現場の教師は骨身にしみて知っているもの。神の設計通りには進まないことを・・・・

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