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仕上げの作業

昨日のセンター数学は阪大と神戸大の文系の問題。国立大の問題文は簡素だ。
「棒線部をわかりやすく説明せよ」。それはもう、数学も国語も同じ。
高校入試だとやらされるのは中学生だから、棒線部だけを読んでも、まあ、何とかなる。
しかし大学入試ともなると、その棒線部のために文章全体を把握しなくては答えられない。
それは数学でも同じ。まず、その簡素な質問の意味を捉えなくてはならない。
それが結構難しいのですよ。意味がわからなければ文字通り、1行も書けない。
おおよその意味がつかめれば、文章を数式化していく。これも大変。
何しろ「公式一発」で行くわけがない。
数学の奥底の実数論や整数論、ベクトルや加法定理や積分などの考えをパーツとして式化する。
そういう作業こそが数学そのものなのだが、教科書傍用の問題集には、それはほとんどない。
どうしたって公式や基礎理論を練習させるための問題だから、それは仕方ない。
私も単元の終盤では総合問題をやらせる方だが、無理は出来ない。無理すれば生徒が潰れる。
そういう総合問題ばかりの問題集も一般には市販されない。理由は簡単、売れないから。
どうしたって今の時期に、過去問を使って馴染ませていくよりない。
それにしても相当に鍛え上げてこないと、それに取り組むまでにも行けない。
初めて神戸大の問題に直面し、1行も書けず「俺はもうダメだあ~」と、
ぺしゃんこになったカンタロー。それはカンラローだけではない。
リョウ・サチエ・メイミ・トモト・マスミ・クニカズ・ミヤビ・ミツハ・・皆同じ。
昨日は・・・カンタローがガンガン来た。
『まだ無理かな?』と思えたミツハやミヤビも自分なりに組み上げた解答を持ってくる。
今はまだ初期の段階だが、はっきりと馴染み始めている。
・・・そうさ、柔には鍛えていないさ。自分で思う以上に、この子達の中には力がある。
人間が真剣にものを考えるときって、いい顔になりますよ。
本当の「数学力」に触れて、まだうまくは出来なくても、うっすらとほほ笑んでますよ。
2時間などあっという間だ。授業(私はほとんど何もしないが)を終えると、
「いやあ~俺、ここまではわかったけど、ここはわからんかった」
「ここを、こう、思い違いしててん」
興奮気味に「ミニ討論会」が始まる・・・・
私がこの子達にしてやれる仕事も、そろそろ終わりに近づいてきたようだ。
急性胃腸炎で入院した真子も月曜に退院し、昨日は電車で学校へ行った。
まだ不安だから朝は母がついて行った。階段の上り下りはきつそうだったらしい。
夜家に帰ると、風呂上がりの真子は「まあ、何ともないで」
通学もまた、馴染んでいくよりない。
今日の高校は体育祭で、真子は休ませてもらった。ラッキイだ。
お昼は・・何かうまいものでも食べに行こうか?

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