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復旧・・って

東北地方が震災にあって丸2年。コウヤも茨城で被災している。
「インフラの整備は進んだか?
「インフラは・・・まあまあ進んだけど、構造物の復旧はまだ・・・」
「テレビでもやってるけど、金はあるのに、何で復旧しないの?」
「そりゃあ・・・あれだけ縛りつけたら・・・・」
地震や津波で壊れた建物には、築40年以上のものもたくさんある。
それを今建て直そうとすると、同じ金をかけても、40年前よりは良い家になる。
だって、建築材料自体がよくなっているから。普通に建てると、どうしたってよくなってしまう。
しかし・・・「役所的」には、それは「復旧」ではないのだ。
その家が40年前のものなら、40年前と同じ材料で、同じ家にして初めて「復旧」なのだ。
「そんなこと言われても、40年前の材料なんて、今はないもの・・・」
だから復旧は進まない。建て直して悪くなれば論外だが、良くなってもいけないのだ。
「今の材料で建て直すと、材料が強くなっているので、40年前より地震に強くなりますが、
 それでもよろしいでしょうか?」
市役所は県に、県は国に「お伺い」をしなくてはならない。
1年以上かかって「その建物に関して」は、「よい」とか「ダメだ」とか、答えが返って来る。
しかしそれは「その建物」に関してであって、その「隣」の建物は、また同じお伺いを・・・
そりゃあ・・・一つの村を復旧するだけで数十年かかるわ。
「金はあるのに、なぜ復旧が進まないんだ!」
キャスターが怒鳴るが、それにはそういう裏事情もあるんだ。
日本の官僚や役所組織は世間が言うほど悪くなく、むしろ優秀だと思っているが、
「前と同じことをする」という体質は、確かに昔からある。
役所が日記をつけるなら、初日が雨だったら次の日も、その次も雨と書かなくてはならず、
その地域は1年中雨が降っていることになる。
「そんなバカなことが・・・」
はい、あるわけはないです。けれど役所仕事とは、それをイメージすると、わかりやすい。
さらに今では市民が何でも言う。
「壊れた家は平屋だったけど、どうせなら3階建てにしてくれ」
「かやぶきの、寂れた感じを再現して」
「流された庭石を探してきて復旧を」
コウヤ達役人は「はい、はい」と聞きはするが、な~んにも出来ないでいる。

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