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文系と理系

昨日の数Ⅲは「不等式への積分の利用」。
二つのグラフを書いて、面積の大小を目で確認し、
「大きな方は、いくつ加えても、面積は大きいまま」という当り前のことをやる。
当り前だが手順を理解せず、不等式だけを見ても手も足も出ない。
さらに厄介なことに、数列との融合問題でもあるから、数列を足すこと、
シグマ記号の意味と操作などが復習できていないと、ますます1行も書けない。
莵道や桃山高校では、授業ですでに終わっているのだが・・・・
リョウの反応はいつも素直だ。「まったくわかっていません」という黒板を見せてくれる。
「グラフで大小を確認し、N個を積み上げて行く」そのことに2時間かかった。
授業を終えてからマスミが、
「そう言えば授業でもやってた。図も書かず、15分ほどで“通過”したけど・・・」
リョウはまだショウと何やら検討し、
「そ、そういうことか!あ・・図で確認するって・・そういうことかあ!
 学校ではさっぱり意味もわからんかった。説明も図もなかったもんな。
 ひょっとしたら先生もよくわかってなかったのかな?」
そんなことはないと思うけど・・・面積の根本をとらえる、いいテーマではあった。
工学系へ進む場合、そういう数Ⅲの根源的なことを理解しておかないと、
これを中間テストレベルの暗記で通り過ぎると、大学へ入った後に困る。
けれど、数Ⅲを課さない学科だとどう扱えばいいのだろう?
例えば看護学科が典型だが、数Ⅱまでしか課さない。センターだけ、というところも多い。
薬学科なんかも、私立だとそういうところが多い。けれど実際には・・・・
「数Ⅰだけ」とか「数Ⅱまで」を正直に信じてそれだけをやって行くと、まったく通じない。
そう言う学科って「理系崩れ」が圧倒的に多いんだよね。勝てるわけがない。
センターテストの平均点は60点だけど、大ざっぱに言えば文系が40点、理系が80点で
平均が60点になっている。100点満点で40点の差があるのだ。
これは“きつい差”ですよ。だからなるべく数学を鍛えておく。
うちの生徒の場合、去年のナナセが典型なように「英語・国語はまるでバカ」が多い。
「数学で満点が取れれば、もしかしたら、合格も・・・」
毎年そう言うプレッシャーを私にかけてくれる。
今年のミヤビ・サチエ・マスミ・メイミも、ナナセと同じだ。
もろに文系だったミヤビ以外はギリギリまで数Ⅲをやらせ、数学力自体を上げておく。
その数Ⅲも、ほぼ終了。数Ⅲを課さない学科へ進む場合、数Ⅱまでに集中させる。
受験は・・・受験だからこそ、そういう「作戦」も必要になる。
「毎年、すごいところに合格しますねえ」なんて、人は気楽に言ってくれるけれど、
現場サイドでは毎年「ギリギリの戦い」ばかりになっている。
近畿大会も終わり、クラブは引退した。
ここからはさすがにうちでも「受験作戦」を指導していくことになる。

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