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育てておくもの

人はどのように生きているのだろう?
「この道」しかないから、良いも悪いもなく、ひたすらその道を生きる人もいる。
「この道では、到底かなわない。食えない」と、他の道を模索して生きる人もいる。
若いうちから「この道」を行く人は稀で、模索するのが普通だ。模索しなければならない。
人に尋ねるのもいいだろう。「この道は、どこへ続くのですか?」
本を読み、参考資料を探すのも必要だろう。
そういうことが出来るようになる手助け、ヒントは、実は、教科の中にたくさん潜んでいる。
音楽や美術、体育、数学や理科・社会、語学の中にもたくさん潜んでいる。
大学入試でも、本当にはそれを問うてくる。
国立大学の理系なら、数学・英語・理科2教科の4教科だ。京大ならさらに国語もある。
すべての教科に秀でる子など、いないと言っていい。
稀にいるのだろうが、我々庶民はそういうことは出来ない。だから戦術を考える。
「自分は数学と物理は得意だ。いや、物理の“この単元”だけはよくわからないけど、
 ま、そこは出ないことを願って、苦手な英語をどこまでカバーできるのか・・・」
そうやってギリギリ、ビリでもいいから「生き残ろう」とする。
良い大学入試問題は「生き残り方」そのものを問うてくる。「お前は、どうするんだ?」と。
「大量の丸暗記」など問うて来ないし、通用もしない。
いや、ほとんどの予備校や塾は「大量暗記」をさせ、それで合格する子もいるが、
私が見ればリスクが高過ぎて、とても生徒にはやらせられないし、入学後に潰れる危険性が高過ぎる。
有名高校や大学で、「学びとは暗記すること」と思ってきた子がどれほど潰れて行くかは、
ほとんど発表されないけれど・・・
だから私の授業は生き残り方を問う「無駄話」が多い。数学ではない話が多い。
「だからあ・・・そうやったらお前、自分の弱点で闘うようなものだろ?
 それじゃあ負けちゃって食えないじゃないか。お前はこういう闘い方をしないと・・・」
しかしそういう話がわかるようになるにも、その子の基礎学力の高まりがいる。
うちの生徒でも本当にわかるようになるのは、高3あたりからだろうか。
今の高3達も、飛躍的にそういう話がわかるようになってきており、学力が高まりつつある。
もう、基礎学力はすでについている。あとひと押しだ。
せいぜい「無駄話」を増やしてやろう。

真子の途中検査は、血液の状態を見るものだった。
腫瘍マーカーのチェックは、もう少し治療が進んでからのようだ。
そのデータでは「むかつき」以外はすべて正常。白血球の数値も問題なく、
「これなら火曜の投薬も、問題ありません」と医師は言う。
今日と来週火曜の投薬は1種類だけで、腎臓にも負担がかからないもので、短時間で済むようだ。
真子は丈夫で、何と我慢強い娘なのだろう。
「吐き気なんか、いくらでも対処しますからね。遠慮なく言ってください」
昨日の吐き気止めはよく効き、10分後には普通の真子に戻り、母親に甘えていた。
この調子なら週末には一時退院でき、来週は通院で火曜だけ投薬すればいい。
7月の第一週は再び「5日連続の投薬」で入院しなくてはならないが、
1週間も家に帰れれば、真子のストレスはどれほど軽減できるだろう。
焼き肉ホルモンも、蕎麦も食べに行こう。腫瘍マーカーも、数値が激減しているだろう。

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