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ますます楽しい読書会

第2回も20人ほどが来られて大盛況だ。何人か入れ替わりがあるのがいいね。
高校入試の「美術の核心」はなかなかに面白かった。
ダ・ビンチの「最後の晩餐」やミレーの「落ち穂拾い」はたいていの人が見たことあるけど、
ルネッサンス時代からのそういう西洋絵画にどういう思想があり、
どういう発展をしたかなんて、私を含めて、ほとんど知らないものね。
内容にも驚かされるけれど、この問題のほかに現代文と古文の計3題を、
15歳が50分で読み、たくさんある設問に答えなくてはならないことに、皆びっくり。
ある意味国立大の国語よりも難しく、大変で、自分の息子や娘がどれほど大変なことをやらされるか、
こうやって親が知るのはいいことだね。ほとんどのお母さん、目を丸くしている。
その内容にもっとびっくりしたのは、大学入試の「日本語の思考法」だった。
文章を要約した抄録誌は、その商品や結果だけを知りたい産業界や政府機関には便利だけど、
研究者や探究者にとってはあまり意味がない。「どうしてそうなったの?」という過程を知りたがるからだ。
抄録誌の最たるものは教科書。自然科学や数学なんて、数千年分を要約してある。
短期間で学ぶにはそれほど分厚くも出来ず、筆者の木下さんも
「よく出来ている。よく、これだけに要約したものだ」と言う。
ただ、生徒はビジネスマンでも政治家でもないから、それだけだと「つまらない」という宿命を持つ。
抄録誌というものは、どうしたってそういうものだからだ。
今は「三平方の定理」という公式も、数千年前の「ピタゴラス学派」の学生が発見した。
当時のピタゴラス学派は「どんな数字も分数に出来る」ことを信じていたが、
この公式により、分数に出来ない「無理数」を自ら発見してしまい、
ピタゴラス先生はびっくりし、ためらい、その公式の発表を遅らせたほどだ。
天文学者ケプラーの先生は、なかなか「星空の秘密」を教えてはくれなかったが、
死の間際に「私の観測データを無駄にしないでくれ」とケプラーに託し、
ケプラーがまとめた「惑星の法則」から、ニュートンが「万有引力」を引き出してゆく。
どんな公式にも、必ずそうした物語がある。全部を語ることは出来ないけれど、
時々はそういう話もしてやって、物語の存在も教えてやらないと、
「結果だけ、公式だけ」だと、生徒はわけがわからないし、つまらないわね。
そういう「教科書の事実」に、お母さん達、改めて驚いていた。
ちょっとした文献をもとに、普段とは少し違ったことを話し、見てみる。
どうですか?読書って、楽しいでしょ?入試問題も、捨てたもんではないでしょ?
読書会もあと2回。今までは私がじゃべりすぎたかな?
あと2回はお母さん達の「子供への想い」を、もっと聞きたいですね。
来週も楽しみにお待ちします。

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