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授業の意味

黄檗中の体育館で卓球の練習をする小・中学生が増えてきた。
カンナ達中1が3人、カリン達小5も3人。他に中2以上の子や社会人男子も混じる。
カンナとカリンの二人の強さ自体はさほど変わらないが、カリンはミスが極端に少なく、
対外的にはカリンの方が勝つ確率が高い。近畿圏でもトップクラスの強さだ。
ただ、まだ小5ということもあり、中学生と比べると非力さは否めない。パワーが劣る。
足がプルプル・ガクガクするほどの、ものすごいピッチの多球練習を、どれほど繰り返してきただろう?
先週のカンナとの練習試合でカリンがフォアを鋭く振りきると、
カンナのバックサイドをボールがまるで生き物のように、一瞬で抜き去って行った。
今まで見たこともない低さの弾道で、みたことのない速さであり、カリンも自分で驚いている。
まぎれもなく「1流のボール」だった。
そのボールを打つためには筋力も必要だが、それだけでは打てない。
腕や腰の回転、足の屈伸・・・全身のパワーがインパクトに集約されなくてはならない。
それはまぐれだったかもしれない。けれど一度でもそういうボールが打てると、
「あれ?すごいボールが入ったな。どうやって打ったかな?もう一度打てないかな?」
そう思うものだ。そうして、さらに練習に意欲的になる。
私は数学でも「その一球」を打たせようと思っている。
いくつかの理論を使って問題を都合のいいように変形し、簡素化していく。
次第に見えてくる「数学らしさ」に興奮しながら、最後の一撃で問題を粉みじんにする。
その数学を「自分のものにした」という、ものすごい快感・・・
それを一度でも経験すると、あとは放っておいても勝手に学ぶようになる。
はっきりとした練習方法や方向性が見えてくる。
しかしそれには膨大な量の多球練習、ただ疲れるだけのような練習をどこまでもこなさなくてはならない。
成長の度合いによってボールの勢いやピッチを考えてやらねばならない。
「この問題は、まだ難しいかな?どういう角度で持って行けばわかってくれるかな?」
出来れば頭がプルプル・ガクガクするくらいに考えさせたい。
以前のカンナとカリンは練習の後、死にそうなほどにゼイゼイ言っていたが、最近ではもう何も言わない。
見た目には涼しい顔をして、いくらでもこなしていく。
せっかく休暇予定日に授業を入れたんだ。
今日の高1・高2の授業も、いつにもましてボール(問題)の数を増やすことにしよう。

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