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国立大進学の「コツ」

「学力崩壊」が言われ始めてから20年ほどが経つが、教育現場から見た「実感」はどうだろう?
林先生はそのことについても言っていた。
「東大にトップクラスで入る生徒達の学力は落ちていません。昔と同じです。
 しかしその下はと言うと・・・ガタガタになってますね。
 だから平均してしまうと全体的な学力は、昔よりも落ちています」
これはそこまでレベルを上げなくても、現場のすべての教師が感じていることと同じだ。
そのせいかどうか、今年の大学受験では面白い現象が起こったようだ。
例年よりも強烈に「安全志向」が進んでしまった。
私立大学だといくつもの大学を、それぞれ何回も受けられる。
近畿大7回、関大5回、立命大6回、同志社大4回、みたいに。
1回4万円の受験料がどこまで支払えるかは、それは置いておくとして、受験しようと思えばできる。
だから私立大の場合は必ず「あこがれ校」「ボーダーライン校」「滑り止め校」を受けることになる。
ところが国立大は前期・後期の2回受験をどんどん廃止して、1回しか受験できなくなってきた。
京大はとっくに前期だけだし、府立医科大の看護科も来年からは1回だけになるようだ。
そのせいか今年は自分のボーダーラインを極端に下げる受験生が多かった。
ボーダーラインより40点も上なら、普通、その大学は安全過ぎて受けに行かないですよ。
その上の大学を目指すものだ。けれど今年は80点も上にいる大学を、皆が受けに行った。
例年なら「ダメ元」で京大や阪大を受けに行った生徒が、京都工繊や滋賀県立に回ってしまった。
「当確」のはずが、はじかれて、多くの生徒が涙をのんでしまった・・・
「学び」にコツはなくても、国立大「進学」にはコツがあるんじゃないの?
そりゃあ・・・あることはあるけれど・・・聞きたい?どうしても?
う~ん、塾の「営業妨害」になるんだけど・・・それは「教わる量を減らす」ことがコツだ。
「わからないことは全部聞いて、すべてを教わって」が普通だと思われてるでしょ?
それ、普通じゃないですよ。国立大に「落ちるため」に聞いているようなもんだ。
わからないことに、すぐに誰かのところへ走って行くんではなくて、
立ち止まり、もう一度・・・何度も、自分で考えてみる。調べてみる。
そうすると必ず「聞くこと」は減りますよ。その分「理解量」は増える。
国立大へ進むような子らの、それが「普通」なんです。学びとはそれが「普通」なんです。
毎日塾へ行って教師に教わってというのは、それは「金を絞り取られる」だけで、
「普通」のことじゃあないですよ。多くの人がそれを「普通」だと思い込まされてるけど。
高校の教師なら誰でも知ってますよ。国立へ進む生徒って、ほとんど質問には来ない。
わからないことをなるべく長く、身体の中に置いている。そうすることで理解力を増している。
計算方法くらいなら教われば速いけれど、理解力は教わったからと言って伸びるものじゃあない。
塾の宣伝で「理解力を“教えて”伸ばす」みたいなものをたくさん見るけれど、
林先生も含め、多くの「まともな教師」は、「はあ?」って言いますよ。
「教わる量を減らす工夫をする」それが国立大学進学のコツです。
塾は仕事が減って困るけれど・・・それが教育の「本来」ですよ。

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