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約束できること

アウンサン・スー・チーさんが報道番組に出演し、政治手腕を問われていた。
「私は普通の人間です。弱さも脆さも持っています。いくつもの失敗もします。
 ですから私がお約束できることは“最善を尽くす”ことだけです。
 私は最善を尽くします。それはマスコミや一般にはアピールしにくいかも知れません。
 マスコミに一番アピールできるのは“敵”への攻撃的な言葉です。
 しかし私はそれが最善だと思わないので、攻撃的な非難はしません。
 だからマスコミ受けせず、一般市民にも支持されないかもしれません。
 それでも私は最善だと思うことに全力を尽くします。それだけはお約束します。
 私より政治のうまい人が現れれば、その人にお任せしてもかまいません」
・・・賢い・・人、だなあ~。こういう政治家を初めて見たような気がする。
政治って、もっと「毒のある人」がやるものだと思っていたから。
本当にはこういう人が政治や教育をやるのが一番いいけれど、たいていは「政敵」に潰されちゃうんだよね。
けれど、スー・チーさんが「真理」を言っているのは間違いがない。
ミャンマーは民主化にはまだ「未熟」だ。未熟なものを育てるのに「正解」などない。
未熟なものを育てているのは、私も同じだ。最善と思えることを全力でやっている。
やり続けていると「その最善」に疑問も見えてくるものですよ。
「すべて説明する。質問にはすべて答えてあげる」は、教育では最善と思われているけれど、
“自分ではまったく復習しない子”には、全部答えることは最善ではありませんよ。
放っておくのが最善だと思えば、放っておくことも多い。
一般にはアピールしないよね?「手を抜いてるだけだろう!」なんて。
でも、そうじゃないですよ。育てるためにはその方がいいことが多い。
あまりに忙しすぎて注意散漫になったり、「ついうっかり」などは誰にでもありますよ。
私のように「それが多過ぎる」のは問題だろうけれど・・・
うちの教室はまぎれもなく「パラダイス」だと思うけれど、それは
「楽しいだけ・楽が出来る・好きにしていて成績も上がる」と言うようなパラダイスではありませんよ。
そう思っている人には「ヘル(地獄)」かもしれない。
そういう「真実」が見えてくると、「敵」をむやみに攻撃はしなくなりますね。
「聞き流すだけで英語ペラペラ。すぐに数学30点アップ」というのはおかしいと思うけれど、
教育には「それを願う部分」もあるから、「それはそれで、どうぞ」と思ってしまう。
昔は強烈に非難したものだが、今は「よそでやってね」という条件付きで、ほとんど口にしない。
教育の難しさが身に染むほどに「自分はやらないけれど、それもあり、かな?」なんて。
スー・チーさんも過酷な人生を送ってこられて、そう言う想いに至られたのだろうか?
私もまた昔から言い続けてきた。「最善を尽くします。それだけは約束できます」と。
スー・チーさんにはとても、足元にも及ばないけど、それだけは約束できる。

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