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ほんのちょっとの差 その1

世界選手権やオリンピックでも活躍したマラソンの宇佐美選手は言った。
「強さの秘密・・・ですか?・・これと言って変わったことはしてませんが・・・
 強いて言えば、毎日、他の人より少しだけ多く走っていたことでしょうか・・・」
数多くの世界チャンピオンを育てたプロボクシングの名トレーナー、
故エディー・タウンゼント氏は、手の指で細い隙間を作って同じことを言った。
「無名のまま去っていく選手と、世界チャンピオンになる選手の違いは、これくらい。
 ほんの少しね。何がその差を生むか知ってる?
 皆が練習を終えて帰る時、もう少し・・もうちょっとこれを・・・
 5分、10分でも多く練習する・・それだけの差だよ」
「何だ、少しだけ多く、10分でいいなら出来そうだ」と思うかもしれないが、これがなかなかできない。
他の選手だって限界近くまで練習しているのだ。
30キロも練習で走って、くたくたになって、皆が帰るのに「もう1キロ、2キロだけ」って、
なかなか出来ないですよ。それが出来るのは肉体と言うより、精神的意志の強さだ。
そういうことは何もスポーツに限っての話ではない。勉強だって同じことだ。
ある大学入試で、合格するこ子と落ちる子との能力差など、ほとんどない。
やってきた勉強量もほぼ同じ。やった問題集も同じもの。能力も似たようなもの。
差が出るとすれば上のマラソンやボクシングと同じく、「日々の向き合い方」だろう。
レベルの高い大学入試で差がつくのは「暗記量」ではなく「理解の深さ」による。
「これって、つまり・・・こういうこと・・だよな」そういう理解をどれだけ積み上げるかだ。
どれだけ勉強量があっても「これ」で終わっていては理解量にはならない。
「これって、つまり」と、そのつど自分なりの「納得」へ置き換える必要がある。
そういうことは、比較的男の子の方が得意だ。それに比べて女の子は「これ」で終わりやすい。
すぐに置き換えることのできる子はどんどん理解を深める練習をすればいいが、
すぐに置き換えられない子はどうすればいいだろう?
「何度もなぞらせる」。ありふれた解答だが、それしか方法はないかも知れない。
繰り返して、馴染み、「これ」を「これって」に変わるのを待つしかない。
そんなことって、生徒が自分でわかることかな?目安となるものはある。
数学なら1つの問題を複数の方法で解けるかどうかだ。
そしてその複数の解法の、どれが最適かまで判断できるようになれば完璧だが、そこまでは難しい。
とりあえずは複数解答が出来るかどうかで目安とすればいい。
ところが受験年度の高3でも、4月の段階では「1つの解答」すら、ままならない。
毎年溜息も出る。このままでは1年後、とうてい受験までたどり着けない。
どうすればいいのだろう?

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