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卒業式

真子は学校が休み。3年生の卒業式らしい。
タクトも朝早くからやって来た。莵道も卒業式のようだ。そうか、どこもが卒業なんだ。
感覚としては「この間入学したばかり」なのに、もう卒業。何を想うのだろう?
日本中の高校生の半分は進学し、半分は社会へ出る。
少なくとも高校より広い世界へ出ていくということは、考えたり学ぶことも増える。
大人になってもらわないと困るのだ。その準備はどこまで出来ただろうか?
「点を取るだけ、進学するためだけ」の勉強だと、その後の方向を見失いやすい。
「一芸入試」の学生の多くが途中退学していくのも、一つの例だろう。
入学するためにだけ利用して、「入学後」を考えていないとそうなりやすい。
数学・国語・英語・理科・社会・・・・
高校までに学んだそれらは、直接的に何かの役に立つことはない。教養とはそういうものだ。
それらを学ぶ作業のうちに「自分の本性の片りん」を知り、「何が得意で、何が苦手か」、
「どのように学び、何を自分の支えとするのか」の基本を見出す。それだけが役に立つ。
もちろんそれは「完成品」ではない。生涯をかけて成長させていくものだ。
だからそれは、すぐに何かの役に立つものではないが、とても大切なものだ。
「すぐに点になって得をする」的な勉強は、生徒にとっても教師にとってもつまらないもので、
結局は「誰も得をしなかった」ことは、今の教育の現状を見ればわかる。
「あっという間の3年間」だから、生徒に「持たせるもの」は、ほんのわずかだ。
いったい・・何を持たせてやれただろう・・・?それが卒業式における教師の想いだ。
今年の卒業生のほとんどと、6年間も共に歩んできた。
「もっと“確かなもの”を持たせられなかったか?」懺悔したい想いにかられる。
けれど、「精一杯生きた6年間」だったことも確かだ。・・・それだけでいいのかもしれない・・・
すべての想いを胸にしまい、言っておこう。
卒業、おめでとう・・・・。

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