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全員クリア

どうやら「滑り止め受験」は全員無事に合格したようだ。やれやれ・・・。
今年もまた、中学の教師と私で真っ向から意見が対立する生徒がいた。
なに、そんなことは昔からよくあったことだ。
私の記憶が確かなら、ほぼ100パーセント私の意見の方が正しかった。
それは当然のことだ。その生徒を見ている度合いがまるで違うから。
私は毎週その生徒を見て、「現時点での人としての能力」を見極め、「育てる方針」を立てている。
それはその子がその教科が出来る・出来ないということではなく、
生活環境の中で「どのくらい生きられるのか」ということに近い。
教科を通してその子の「本体」を見ているので、横山と話しても、ほとんど意見は一致する。
点数に現れている部分、まだ現れていない部分、どのくらいの生命力をもっているか・・・
それはいわば「絶対評価」だ。私の中ではこの評価が一番大きい。
公教育でも塾でも、そういう絶対評価はまったくない。それは受験のことだけを考えるからだ。
その子はその後も生きていく。その後も育たなくてはならない・・・という発想がないからだろう。
「相対評価」も、もちろん参考にする。模試データだ。その子は全体の中でどのあたりにいるのだろう?
中学では模試が禁止されたままなので、そのデータがまるでない。
その子は5回の模試で一度も「落ちる得点」は取っていない。「ギリギリ」が1回だけ。
あとの4回は「真ん中で合格」のデータだった。教師はそれを知らない。
逆に塾だと「データのみ」だ。その子の「本来」は見ていないから、
「おやあ?これは点数を取り過ぎだな・・・これは・・・もっと取れるはずだ」
そういう視点はまるでない。
中学の教師に欠けている視点は、もう一つある。受験する高校の「現状」だ。
「その公立高校?まるで現実的ではない!オール4以上ないと合格しない。
 私立高校?この子に“併願”で合格できるところなどない。
 この私立を“専願”にしても合格できるかどうか・・・それが現実的です」
母親が3度相談を持ちかけても、教師は「底辺校私立の専願」を譲らなかった。
どう考えてもおかしい・・・その教師の「高校評価」は、まったくずれている。
オール4以上と言ったら、4と5が半分ずつほどだね?そういう子しかその高校に行かない?
すぐに模試の数学が、100点満点で校内平均10点になってしまう高校ですよ。
「めざせ!龍谷大学合格」なんて、塾に言われてしまってるんですよ。
それが皆4と5の子なら、高校の指導力が大問題にされるだろう。
その私立?定員割れで潰れそうになっていて、生徒が学校説明会に行っただけで、
アンケート用紙か何かに「行っている塾」を書かされるのだろう、
どこでどう探してくるのか、うちの教室までやってきますよ。「ぜひうちに来てください」と・・・。
「絶対にその子が行くことはありませんから」と追い返したが、「行かせる」と言えば、何かくれたのかな?
そういう「高校の現状」を、まったく知らない中学教師は・・・時々いる。残念ながら・・・
母親は「最底辺校の2次募集まで受ける」ことを約束させられ、
しぶしぶ中学教師は別の私立の併願と、公立高校の受験を認めた。
その私立は2度の受験を実施した。
9日に試験し、10日に合格発表。11日に2度目の試験をし、12日に発表。
「絶対に受からない」とまで言われたその子が、2度目の試験を受けることはなかった。
10日の発表で合格していたのだ。私に言わせれば・・・当然の結果だ。
この子にはそれだけの力がある。公立高校も「真ん中」で合格するだろう。
以前とちがって私立高校の発表が遅い。
「夜6時半に通知が来る」「自分でネットを見る」というのがほとんどだった。
「そうか?・・・落ちてたら連絡しろ。“アホやのう~”って言ってやるから」
誰からも連絡はなかった。

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