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登り方を教える 中学生

中学から高校卒業の6年間で、1次キャンプ・2次キャンプ、最終アタックまでを経験させたい。
けれど中学の3年間はもっぱら基礎体力作りと、山登りにどういう装備が必要か、
それらの名称や「どのように使うのか」を覚える練習だ。
2次キャンプは頂上から数百メートルの地点であり、最終アタックの場でもあるから、
中学生がそこまで行くことはない。せいぜい1次キャンプのところまで登ることがある程度。
1次キャンプまではどの山でも共通だが、2次キャンプをどの高さにするかは、それぞれが別になる。
中学まではそれぞれの子がどの山を選ぶかなど、生徒にも教師にもわからない。
ひたすら体力づくりだが、私は一人一人の特徴をつかむことを心がけている。
「この子は物覚えは悪いが、手は速い」「この子は段取りが上手だ」
「この子は足が速い」・・・・さて、どうしたものか・・・・
無謀にも私は、その子の特徴をどう生かせれば「日本一の高さ」へ登れるのかを考えてしまう。
もう亡くなったが卓球の長谷川選手は、子供の頃から足は遅く、鈍臭かったらしい。
卓球を始めても器用なことは出来なかった。長所は力があることと体力。
だから「世界一強いドライブボール」を創り上げ、「ロビング」という、
ボールを高く上げて「拾いまくる」守備力を身に付けた。
ボールを何度も返し続けることで、「技術差」を「体力の問題」にすり替える。
そして気を見て「パワードライブ」で一発で得点してしまう。
そうやって長谷川選手は全日本を6度も取り、世界チャンピオンにまでなった。
私は・・・どの子にもそうさせたい。
『この子の、この“良さ”を・・・こう・・伸ばして、ここを・・こうすれば・・・・・
 きっとこの子も“8000m級”まで登れるはずだ・・・』
いつも、どの子にも、そんなことを夢見てしまう。
だから量は多くなくとも、体力づくりの、毎回の授業は真剣そのものだ。
中学生にはまだ山の存在すら見えていない。見えないものだし、それでいいと思う。
けれど、やがて見えてくるその姿を「素のままで」受け止められるように、
体力・知力の基礎を創り上げておきたい。
うまく出来もしないが、私の気持ちの中では「その子の人生を支えるもの」の基礎を創ろうとしている。
だから高校受験など「通過点」で、全然重要ではない。どこへ行ってもかまわない。
装備具を整えるようなことばかりをやっているので、特には目立たないが、
見た目以上に力を持っている。それがうちの中学生達だ。

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