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学ぶもの

冬休みも今日でおしまい。昨日は女房の実家で昼間を過ごした。
「じいじいとばっちゃん」からお年玉をもらい、康太と真子の懐が潤う。
叔母である「カッコちゃん」夫婦も来ていた。子供の頃の康太は、よく風呂に入れてもらったっけ。
当時は大学の「助手」だったカッコちゃんも今では大学院教授で、看護界の大御所だが、
康太や真子にとっては昔ながらの「カッコちゃん」にすぎない。
入試での「メール不正」があって以来、大学の定期試験でも取り締まりが厳しくなり、
常に監視しなくてはならなくなったようだ。
カッコちゃんはそれが面倒になり(よくわかる~)テキスト持ち込み可にしたという。
大学院にまで来て、何を学びたいのか?カンニングで単位が取れさえすればいいのか?
試験後、学生の一人が質問に来たらしい。
「たくさん書いたのに、不合格なのはどうしてですか?」
カッコちゃんは学生の答案を取り出し、見せたという。
「これがあなたの答案です。読み返して御覧なさい。これで認定できますか!?」
内容については聞かなかったが、例えば「患者には優しくしましょう」みたいなことを書いたのだろう。
「看護するとはどういうことか」「優しさとは何なのか」・・そこまで踏み込んでもらいたい。
大学院にまで来ても、残念ながら学びとは「単位を取るだけのもの」なのだ。
私もカッコちゃんも経験を積み過ぎたのか、それには我慢できなくなっている。
甥っ子の康太は「単位」のことなど何も考えず、ひたすら学ぶことが楽しく、
学びそのものを深めようとしている。今でもそういう学生もいる。
「成績を上げるため」「受験に合格するため」「単位を取るため」・・・・そういう勉強って、何なんだ?
私やカッコちゃんのように「おっちゃん・おばちゃん」になると、
学びとは「そういうものじゃない」ことは、よくわかるではないか。
久しぶりにメールをくれたゴウだけではなく、たいていの卒業生が、
「30を越えてから、先生の言われていたことが、よくわかるようになった」と言う。
学びとはそういうものだ。しかしゴウと共に学んでいた頃よりも、私は歳を取ってしまった。
「学びとは、そういうものじゃあない!」そういうものが、より強くなっている。
その部分が昔の私とは大きく変わったのだと思う。
生徒を育てるという想いは同じだが、昔は「その子のあるがままに」と言う部分が強かった。
いや、それでいいのだろう。その子のあるがままに・・・・
しかし「学ば」なくては、歳を重ねるほどに、あるがままには「おれなく」なってしまう。
私にもわからなかったそういうことが、よくわかるようになってしまった。
学びは・・・きれい事だけではない。表面だけをなぞるものでもない。
「これや!これがお前の答案や!もうちょっとましなことを書け!ぼけえ~!」
今年も益々、そういう授業が多くなりそうだ。それがもう、明日から始まる。

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