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カウント・ダウン

まちゃみちゃんがアフラックのカレンダーを持ってきてくれた。5冊も。
助かるんだあ~、これ。シンプルなデザインで、日にちのところに色々と書き込める。
年間の手帳も毎年用意するけど、見忘れることがある。
カレンダーにも書き込んでおくと、テーブルの上や教室にあるから見忘れることがない。
バブルの頃は企業や郵便局からたくさんもらえたけれど、続く不況でどこもくれなくなった。
今はこのアフラック・カレンダーだけなんだよね。とても助かる~~♪
しかし来年のカレンダーが届くということは、今年ももうカウント・ダウンだ。
小学6年のクラスは12月の3回でおしまい。1月・2月はお休み。
激しく、厳しく躾けてきた1年足らずだけど、13人ともよく考えるようになった。
珍しく基礎演算に戸惑う子は一人もおらず、それならば「考える習慣」を強化するだけでいい。
どの子もまだまだ幼い顔立ちだけど、問題を懸命に考える顔は・・とっても良くなった!
3月からは新中1となるけれど、何の心配もいらないだろう。それまでの2ヶ月、ゆっくり休むがいい。
中3は2月いっぱいまで、あと11回の授業。
あと2回で中学の全範囲を終え、入試問題研究に入る。
もう少し早く、11月の頭にでも終われれば、ゆっくりと入試問題研究に入れるのだろうけれど、
中3の単元はどれもが「復習とまとめ」になっており、これ以上速くすることは出来なかった。
私立中学だと今の段階で「数Ⅰ」をやっているところもあるけれど、
そんなに進めてしまうと壊れる生徒の方が多くなる。
16人のほとんどは十分に数学を理解し、「モンスター」も何人もいるけれど、
「数学の全体像」に戸惑う子も中にはいる。その子のことを考えても、これ以上速くは出来なかった。
模試で数学の点数が取れない子は、基礎で躓いているのではない。「数学の全体像」をうまくつかめないだけだ。
一つ一つをバラバラにしてやれば、いくらでも計算できる。
だから「小学生の分数から復習を」というのは正解ではない。
問題をバラバラにして分析することがうまく出来ないだけだ。
本当には中学の数学は「一つ一つの演算と考え方を覚える」だけでよく、
「捉え方、考え方の分析」は高校から始まるのだが、その「準備」として入試問題には出てくる。
それには入試問題研究で慣れて行けばいいし、それが出来なくても「覚えた」ことだけで
合格点は取れるようになっている。幸い16人全員、最低限の合格点には到達する。
どの子も引き続き、高校の「全体像の数学」の中で鍛えたいけれど・・・・
高校からは「クラブに専念」する子がたくさん出てきそうだ。
全国大会へ行ったサッカー部の4人は、もう来なくなるのだろう。
「全体像」をうまくつかめない子には、これ以上数学で鍛えることが、私には出来るのだろうか?
限られた時間の中で、その子を鍛え、育てなくてはならない。
その「育てるもの」がクラブであったり、他の教科であるならば、私は身を引くしかない。
毎年この学年はそういう辛さや淋しさを感じる。
けれどそれは同時に、「新たな出会い」の場でもある。
4人がやめて12人になったくらいでは一人も「新たな出会い」は取れないけれど、
半分の8人になったら、4人は出会えるだろう。どうなるかは、私にもわからない。
高校の3年間を、無理なく通って来れて、私の教育観が必要な子と、
その子の人生の「ほんのひと時」を、共に歩むことになる。

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