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教育の職人

9月の高3マーク模試データが返って来た。
9月だと現役生はまだ対策が完了しておらず、点数は苦しくて普通なのだが・・・
モトイは突出した教科こそないが、穴もなく点数をそろえ、Bに近いC判定。
コウヘイもCだが、こちらの第一志望は堅いと思う。
他はまだ苦戦中だが、トモコがジワリと得点を上げてきた。
どの子も高校から直接帰って来て、11時過ぎまでフリースペースや空き教室で勉強している。
土曜や日曜は朝9時から夜中までだ。その「学ぶ姿勢」こそが、この教室の強さだ。
小6からクラスはあるが、中学受験のことは何もしない。中3の高校受験では3ヶ月ほどの対策はする。
小・中学までは「覚える勉強」が多いから、得点差がどれほど出たって「実力差」はほとんどない。
だからこの時期には時間を守ること、話が聞けること、考えてみること、教科の正面に立つことなど、
いわば「基礎体力」を鍛えることを優先させるべきだ。
基礎体力は育てるのに時間がかかり、点数で示しにくいことだがら、そんなことをやっている塾はない。
「名文句」で飾り付けてはいる。やれ「思考力を育てる」だの「やる気を出させる」だのと。
しかしやっていることは「受験のコツ」にすぎない。
小学生や中学生に受験のコツばかりをやらせれば、確かに受験には有利だ・・・10㎝ほど。
その有利さがほしくて「コツ」ばかりをやるが、その身体はやせ細って貧弱だ。
学びは生涯続くものだが、大学受験まででも考えれば、そこから42Kmほども走らねばならぬ。
小・中の受験秀才たちの大半がその頃にはどこにいるのかわからなくなるのは、単に体力不足なのだ。
確かにうちの生徒は中3の頃から頭角を現し始め、高校からはトップを走る子が多くなるが、
周りがやっかむほど優秀な生徒が集まっているわけでも、私の授業がうまいわけでもない。
私を先頭に、一定のペースで走り続けているだけだ。
そのうちに「コツ」ばかりやっていた連中が勝手に脱落するので、結果的に先頭に立つ。
私に取り柄があるとすれば、ペース配分を作ってやれることぐらいだ。
宿題の量など、どの塾よりも少ないだろう。2時間の授業でやれるのも、せいぜい7問ほどだ。
それは「走り続けられる量」なのだ。中学生の宿題など「家を出る10分前」にやってきたり、
それすらやってこないと、
「お前なあ・・・学びというものはだなあ・・・ぶちぶちぶち・・・」
そうやって私に怒られるのだ。私のやっていることはそれだけだ。あとは生徒が勝手に走って行く。
だから私に「受験指導を」と言われても、本当に困るのだ。やってないのだから。
毎年のように京都大学へ行く。半数以上が国立大学へ行く。
「バリバリの受験指導なしに、どうしてそんなことが出来るんだ!」と、塾も世間もいぶかるが、
私に言わせれば「バリバリの進学指導」なんてやってたら、そんな結果も出せない。
うちの生徒は額にいっぱい汗をかいて、走り続けることを学び、走り続けているだけだ。
それは何もうちの生徒だけの特権ではない。誰でも、今すぐ走り始めればいい。
「走り始めるコツを教わりに行く」って?
それじゃあいつまでも走り始めることなんて、出来ないんだよ。

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