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変わったもの

「昔の俺と、今の俺では、何が違うのだろう?」 最近よく考えてみる。
毎日が「自分」なのだから、ガキの頃から自分の変化なんてわからないよね?
全然変わってないように思うけど、知らぬ間に変わっているのかもしれない。
数学の進め方は少し変わったかな?
27年前この教室を始めた頃は、「この子がすべてを理解したか?」だけが目安だった。
そこに「時間」の考えはなかったと思う。その子が理解するまで、いつまでもそれをやった。
だから学年の単元を1年間では消化しきれない。どこかでカバーしなくてはならない。
当時は始めたばかりで生徒数も学年数も少なく、1日に「1コマ」の授業しかなかったので、
基本的に授業は3時間。4時間を越えることもあった。
こっちも若いし独身だし、暇だし、補講もバンバンやってたっけ。
生徒には迷惑だったろうねえ。授業がいつ終わるかわからないので、そのあとの予定を立てられない。
言うと「行き当たりばったり」の授業を繰り返していたように思う。
そんな授業でも何十年もやっていると、さすがにこちらも学習し、全体を見られるようになった。
1年間のバランスを考え、卒業時の「入試」までのペース配分まで考えられるようになった。
昔は入試のことなんて考えなかったねえ。
「点取りなんて絶対にしねえ」と、今よりもっと「とんがって」いた。
だから3年間見ていた1期生が
「と・・・東大なんぞを・・う、うけ、受けても・・い、いいでしょうか?」
などと言い出した時に、私はびっくりしたほどだ。
「何をバカ言ってんだ?お前は落ちこぼれだったんだぞ。落ちこぼれが行ける大学じゃあないぞ」
「も、模試で・・B判定なんぞが・・・」
「は?うそつけ。見せてみろ・・・ほんまや・・・お前、内申どうなってる?」
その子がどれほど点を取っているのか、成績がどうなのか、まったく知らなかった。
それに比べたら入試のこともずいぶん考えるようになったねえ。
その場では理解しづらいことが、単元を先に進めると容易に理解できることがあることもわかって来た。
だから「その場での完全理解」は昔ほど求めなくなったけれど、「学びの姿勢」には厳しくなった。
「姿勢をよくしないと、いつまでもわからないままだぜ。それはいけない」
生徒数と学年数が増え、満員となり、授業延長も補講もままならなくなった。
その分さらに「学びの姿勢」には厳しくなっていったと思う。厳しすぎるのかもしれない。
散髪屋へ行って来た。なぜだか横と後ろの髪ばかりが伸びる。
椅子に座って鏡を見て驚いた。伸びないはずだ、前はずいぶん薄くなってるじゃあないか。
この27年で一番変わったのは、どうやら私の前頭部のようだ。

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Re: タイトルなし

> こんにちはq(^-^q)
> 今日の日記はナイスおちですね♪

ほんまに?おおきに~。

> 勉強でもスポーツでも自分のものにするのは簡単ではないし、もともと楽ではないと思います。邪魔くさいことをわざと時間をかけてとおることで身に付いたり、発見したら、上達するとおもいますが、まだまだ、この子達にはわからないだろうけど、親として責任をもって伝えていきたいと思っています~
> 先生からたくさんのことを学びとってくれるといいのに…
> 気力の続く限りまだまだ子どもに負けません\(^_^)/

親と教師が連帯して立ち向かわないと、なかなか子供には太刀打ちできませんね。
髪は薄くなっても気力はまだありますから、私も頑張りますね。
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河原

Author:河原
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