FC2ブログ

基礎研究の苦悩 その1

日曜の午後にやっている「そこまで言って委員会」は欠かさず見ている。
専門家も素人も、それぞれの立場から「本音」で論争するのがとても面白い。
昨日は「日本の7つの力」に得点をつけて評価し合っていた。
最も評価の低かったのは「日本のジャーナリズム・マスコミ力」。
「ただパソコンに言っていることを打ち込むだけ。裏にある真実を探ろうとしない」
確かに・・・「IPS細胞治療を6回やった」という報道もその一つだ。
生みの親の山中教授自信が「私はまだ、一人の患者も助けてはいない」と言っている。
開発されてまだ5年。実際に人体へ使うには気の遠くなるような実験・検査を経てからだ。
それをもう「6回も治療に使った」と言うこと自体がおかしいし、そもそもこの人
看護師の資格しか持っていない。手術は出来ない。
「ハーバード大学・客員研究員」という「権威ある名」にだまされたのだろうが、
「客員研究員」と言うのは「給料いりませんから、勉強させてください、お手伝いします」
と言う人のことだ。
研究とはそのほとんどが地味なもので、山中教授も若い頃はモルモットの飼育係をしていた。
来る日も来る日もネズミの世話をし、ついたあだ名が「山チュウさん」。
何週間も「日に2回、試薬を混ぜるだけ」と言う仕事もある。
私の友人である醤油屋さんの「研究室所長」自らがやっていた仕事だ。
そんな仕事を代わりに「タダで」やってくれるのなら、どんな「役職名」でもつけてくれる。
こりゃあ記者さん達・・・すっかり騙されましたな。幼稚な手口に・・・・・
それはやはり屈辱なようで、今ではインタビューの声が違う。どなり声だ。
それまでは「すごいですねえ・・」とおとなしく聞いていたのに、
「どこの病院で、いつ!患者名は!その時あなた、本当にアメリカにいたの!
 パスポートは見せてもらえますか!!」
こういうときのマスコミは恐ろしい。嘘を暴くだけでなく、彼の人生まで丸裸にするだろう。
ま、それも仕方ないかな。この「研究員氏」、あまりにも基礎研究をなめている。
「名声・名誉」だけにあこがれて、研究者たちの奥に秘められた「苦悩」は見ようともしない。
私も若い頃にはまったくわからなかったのだが、今ではとてもよくわかる。
長くなってしまう。その苦悩に関しては、明日書くことにしよう。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR