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用具の進歩

普通土・日はジョギングを休むのだが、土曜日はいつも通り3キロを走った。
フリースペースで一人勉強するユウキをしり目に「今日は“あがり”」と家に帰る。
ふと思い出し、ヨーカ堂に数Ⅱ・数Ⅲのテキストを取りに行く。
もうすぐ高1・高2が使うことになるので、早めに注文していたのだ。
何も考えずに歩いて行くと、ゲッ!10キロはあるぜ。
二つに分けて、担いで教室まで運んだ。
家に帰ると昼飯だが、女房が「王将で食べよう」・・ふむ、悪くない。
車も面倒なので、女房は自転車、私は歩き。いったい私は何キロ歩いたのだろう?
珍しく腰が痛くなり歩くのもしんどくなったが、夜7時から宇治小で卓球だ。
真子は近畿の強豪が集まった「京都オープン」の試合から帰らないので康太と二人。
木幡中の女子はまだ「無名」なのだが、ナゴ・リサ・真子の「3枚看板」は強烈だ。
「3人だけ」が弱点ではあるが、団体としてはかなり強い。
他府県の強豪を一つ倒し、二つにも善戦したようだ。

康太と真子に初めてラケットを握らせたのは、康太が小5で真子は小2だったか。
私は忘れていたのだが、初めは私のスペアのラケットで交互に打っていたと真子が覚えていた。
すぐにラケットを買ってやった。シェークのラケット「2本で千円」
ベニヤ板のラケットは中が空洞であり、質の悪いゴムラバーを張ったもの。
「選手」だと逆に打てないようなラケットだが、2人がどこまで続けるかもわからず、
そのラケットで毎週日曜日、休みもせずに練習した。
2人とも「週末は卓球をするもの」と思い込んでいたようだ。
毎週毎週、何年も何年も、コツコツとした基礎練習を繰り返した。
康太が中学へ上がる時に「本物のラケット」にした。

イチローに「何歳までプレーできますか?」と質問すると、
「僕は最高の用具を使ってますから・・」と、あと10年でも出来そうに言う。
今年36歳のはずだから、そりゃあすごいことだ。
確かにどのスポーツでも用具の進歩はすさまじく、選手寿命は延びている。
この十年でイチローのスパイクは、片方だけで130グラム軽くなり、250グラムしかない。
ほとんど「素足」の感覚だろうが、それだと昔はすぐに壊れたのだ。
卓球シューズも私の大学生時代からメーカーが「試作品」を持って来たものだが、
「軽くした」というシューズは1日の練習にも耐えられず、横が破れたり、底に穴があいたりした。
それが今は材質がよくなったのだろう、耐久性にも優れるようになっている。
そして今はイチローと同じシューズが「誰にでも」手に入る時代になった。

卓球のラケットでも今では、世界チャンピオンと中学の新入部員が同じラケットを持っている。
日本チャンピオンの水谷と同じラケットを持つ中・高校生も多いだろう。
・・・同じラケットといっても、「同じプレー」は、決して出来ないのだが・・・
ラバーも昔とは比較にならないほど進歩しており、値段も上がった。
康太が使っているラケットも、ラケット本体と2枚のラバーで、ざっと2万円である。
小5の時が500円のラケットだから、40倍の値段になっている。
しかしおかげで康太も真子も「一定のレベル」は超えている。
2人とも「競技スポーツ」のチャンピオンにはなれない。そんな器ではない。
やがて2人の「競技スポーツ」は終わり、しばらく卓球からも離れる時が来るだろう。
大人になり、結婚し、子供が出来た頃、「何か子供とスポーツでもやろうか?」
そう思った時「いつでも卓球を楽しめる」・・・それが「一定のレベル」だ。
何年も自転車に乗っていなくても、必要があればいつでも乗れるだろう。
スポーツではそれが出来るためには「一定のレベル」に到達していなくてはならない。

腰が痛くてぐったりしていた日曜の夕方、「アルペン」にいるという、
あゆ母さんから自宅に電話がかかる。
ルイが卓球部に入ったのでラケットを買いに来たのだが、どれを買っていいかわからないらしい。
電話で聞かれても、いろんなメーカーが製品を出しているから、見てみないとわからないのだが、
もう「一杯」飲んでいるから出かけられない。
「“福原愛モデル”のラバーを張ったものがいいとルイは言うんだけど・・・」
「いくら?」「2千円」「それに決定!!」
康太や真子の時の4倍の値段だ。たぶん3ヶ月や半年は持つだろう。
それでさらに続けるならば、その時は私が選んでやろう。
初心者に一流プレーヤーと「同じもの」は、必要ない。

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