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特許の意味

特許って、何のために取るのだろう?
「これは俺が発明したんだぞ」と、自分の発明・発見を主張することもあるだろうけれど、
ま、たいていの場合はそこから生まれる「利益」を独占するためだろう。
例えばジュースを飲むストローで先が曲がるようになっているやつ。
あれは一人の主婦の発明で、「特許料」でがっぽりと儲けたと聞く。
けれど、知らなかったけれど、特許を取るには申請費用がかかり、毎年特許を維持するにもお金がかかるらしい。
よほど「売れる!」と自信がないと、維持費だけで赤字になる。
維持費がどれほどの額かは知らないけれど、「とても払えない」と断念する学者も多いと聞く。

「IPS細胞」の発明者、京大山中教授はノーベル賞の最有力で、間もなく受賞するだろう。
そりゃあものすごい発明だ。細胞をちょいと操作するとどんな臓器でも作れてしまう。
心臓病の人が自分の細胞をほんの少し提供すれば、自分の遺伝子を持った、「自分の心臓」を作ってもらえ、
それを自分に移植すれば何の「拒絶反応」も起こらないだろう。
そんな山中教授は専門家を集めて「特許チーム」を作ったと言う。
そりゃあそうだわね。こんなものすごい発明だから、利益は「国家予算レベル」になるだろう。
けれど「IPS細胞」に特許を取れば、チームなんかいらないのでは?
ところがそうではないらしい。「IPS細胞を使って○○をする」という、細かな特許があるらしい。
私もまるでわからないが、○○には「肺を作る」「膵臓を作る」「義手の研究」など、
どんなことを入れても「別の特許」になるらしい。
しかしそれが「儲かる」ものでないと維持費で赤字になるから、アメリカあたりもすごく研究していて、
山中教授もチームを作り「特許競争」に対抗せざるを得なかったのだ。
儲かることには人が集まるものだが、山中教授の考えは違った。
山中教授は「特許を取った技術」を「無償」で貸し出したり、譲ったりしている。
「よそに特許を取られると“使用料”がとても高くなり、なかなか使えなくなる。
 すると研究する人も少なくなり、その技術は衰退する。
 私はそれを防ぐため、誰でもタダで使えるようにするため、特許を取るのです」
・・・・この人にはノーベル賞を五つくらいあげてもいいね。骨の髄から「学者」だ。
弱った日本を経ち直させるのは経済ではない。
こういう人をたくさん排出すれば、日本は世界から称賛され、真の意味で立ち直るだろう。

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No title

そうですね、頭のいいニンゲンを育てるのではなくて、
そのいい頭を世の為、人の為に使える人を
ひとりでも多く育てていかねば!!ですね(*^_^*)

Re: No title

誰もが山中さんのような発明が出来るわけじゃあないですもんね。
せめてその精神に学びたいものです。
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河原

Author:河原
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