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子供を躾けようとする母親のタイプは様々だ。
私の見るところ、「うるさ型」の筆頭はまちゃみちゃんであろう。
ナナセなど毎日のようにガミガミいわれ、「家に入るな!」と置き去りにされたこともある。
そのくせ家の前からいなくなるとオロオロして、探し回る気弱さも持っている。
「私は武闘派」と豪語するのはソウイチロウ母さんだ。子供が生意気を言おうものなら、
「それは母への挑戦か?よかろう、受けて立ってやる」と、ボロボロに打ち負かすと言う。
人から聞いたところでは、ミオ母さんもそれに負けないほどの武闘派らしい。
親は様々な方法で子供を躾けようとするが、なかなかうまくは行かない。
画家の絵は、その画家が死んでからしか値がつかないそうだが、それと似ている。
親から離れて初めて、子供はその躾の意味を考えるからだろう。

高2の微分法が佳境に入った。
高校へ入学してから1年半、様々な式、テクニック、考え方の構造を学んで来た。
繁分数の扱い方・平方完成・判別式・・・そこには式があった。それが変わる。
「周の長さが一定な二等辺三角形の面積を最大にするとき、それはどのような図形か?」
文字も式もない。しかしこれこそが本当の数学の一つだ。
自分で文字を設定し、企画し、式を組み上げなくてはならない。
それがうまくできるかどうかは、それまでの取り組み方と方向性による。
例えば化学で「Aは○○分子、Bを××分子と言う」とあったとき、それを丸暗記するのと、
「どう違うんだ?あ、大きなものを○○分子と言うのか。・・・その境目はどこだ?」
そう問えるかどうかの違いだ。
中学までは丸暗記すべきことが圧倒的に多く、「丸暗記=勉強」であっても仕方ない。
しかし高校からも丸暗記で行くと、上のような問題では、何をしていいかもわからない。
中学2年生後半あたりからそれを想定した問いかけをし、躾けていかなければならないが、
今どきそれを言う人は、公教育にも塾にもいない。
誰もやってくれないから仕方なく、仕方なく私は自分でやっている。

本当の数学を前に、高2の生徒の顔つきが引き締まった。
頭ではなく身体の奥に蓄えられたものが噴き出すかのように、今までより速く指が動く。
しかし、私がこの子らにどういう躾をしていたのかは、何十年も経って、
私がいなくなって初めて思い起こすことだろう。
それでいい。それが躾けであり、教育と言うものだから。

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Re: タイトルなし

> 大事な年頃に親から無関心…と勘違いされるような対応はしたくないと、真っ向勝負して
> る私の子育てはどうなのかは、こどもたちが離れてからわかってもらえるとよいのですが…

子供はやがて、必ずわかりますとも。
親の我々は子育てに自信を持てませんが、我々の親も自信はなかったでしょう。
子供はただ、親の背中を見るばかりです。
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Author:河原
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