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理解を超えるイチロー

イチローが10年連続200安打を達成した。
言葉がない。「すごい」も「素晴らしい」も陳腐な表現に思えてしまう。
巧みなバット・コントロール、どんどん盗塁してしまう俊足、
外野からの送球でみごとに走者をアウトにしてしまう「レーザービーム」という強肩。
しかし最も驚愕すべきは、その耐久力だ。
大リーグは年間160試合ほどもある。大陸での移動距離も半端ではない。
試合が終わるとすぐに飛行機に乗り、飛行機から降りたらすぐに試合・・なんてのも普通にある。
日本のプロ野球選手だって、本音を言えば夏場以降の試合なんてやりたくもないだろう。
最高のパフォーマンスを求められる試合続きで疲労は蓄積され、バテてしまうからだ。
そんな状態で続けると、すぐに故障やけがをするのが普通だ。
大リーグという過酷な環境にあってイチローは10年間も、大きなけがをすることなく、
毎年200安打を打てるだけの打席に立ち、試合に出続けたのだ。
それはもう、想像すらできない出来事だ。
10年連続200安打は新記録の更新である。
イチローの前には誰も出来なかったことだし、今後も誰も出来ないと断言していいと思う。
「努力しています。トレーニングをし、あらゆる危険も想定し、万全の準備をするのです。
 だから試合に出続けることが出来ます」
イチローはただ、そう言う。
いや、それと同じだけの努力をした選手はたくさんいただろう。
しかし誰もイチローと同じことは出来なかったのだ。
たぶん、努力の「きめ細かさ」が違ったのだろう。
例えばイチローの朝食はカレーと決まっている。毎朝カレーを食べる。
カレーは好きなのだろうが、イチローは内臓の健康も考えているのだ。
私も知っている。
カレー粉の成分と、漢方胃腸薬の成分がほとんど同じだということを。
イチローは毎朝「胃腸薬」を美味しく食べているのだ。

私だってイチローの何分の一かの努力は、毎日細々と続けているんだけどねえ。
「誰もがイチローになれなかったし、今後もなれない」のだからあきらめもつくが、
教育という営みはその「成果」が認められるとすれば何十年も先のことであり、
しかもその成果があるかどうかもわからない。
「200本」という記録が作れる野球がうらやましい。
しかも私だって野球の試合に相当する「授業準備」は、出来る限りの心血を注ぐ。
『あいつのためには、ここはこういう説明をしてやらないと・・・
 こいつのためにはここまでの問題を用意しよう・・・』
しかし昨日は祭日だった。
カイラは友達とテニスの約束をしたようだ。アキヒロはまた「忘れてました」だろう。
共に何の連絡もなし。真剣に「退学」を考える。
授業を終えて、2人に用意していたプリントをグシャグシャと丸め、ゴミ箱に放り込む。
2度と2人はそのプリントに出会うことはない。
アキヒロは別に私に教わらなくても中学では5を取れるから、もう数回目だから、退学だな。
カイラのガキさにもうんざりしてきた。
そんな思いも丸めてゴミ箱に放り込めればいいのだが、そうもいかない。

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