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木幡の学び舎

この春に三条の商業会館(?)で京都建築界の作品展示会が行われた。
ウネも一番の「下っ端」ながら、自分の作品パネルを展示していて、それはうちの教室だった。
いつの間に撮ったのか、教室内外の美しい写真と設計理念が書かれている。
「展示が終わったらこのパネル、ぜひ、くれ!」
そう言っておいたのを、ようやく持ってきてくれたのだ。
ウネの理念を紹介しておこう。
『宇治市北部の住宅地に建つ、小規模学習塾の計画である。
 昨今、学習塾に求められるのは学校教育の補講であり、受験のための準備の時間である。
 それは偏差値を基準とした指導になりがちである。
 R・シュタイナーの教育論を根底においたこの教室では、そう言った学習のための教室よりむしろ、
 子供たちの生きる力を育む空間が求められた』
ウネが受け止めたものがそれであり、その答えを出そうと設計した。
『自習・休息・談話・軽食等、特に用途を指定していない吹き抜け空間を
 玄関ホールと一体に建物の中心に配置した。
 その更に中央に階段を配置し、すべての各部屋へはこの空間を介してアクセスする。
 フリースペースの壁面は併設されるアートスクールの作品のためのギャラリーとし、
 東側・南側には、床レベルを座面とする掘り込み式のカウンターを作った。
 このフリースペースの空間構成を一本の樹木に置き換えると、階段は幹であり、
 吹き抜けの勾配天井は大きく広げた枝であり、ギャラリーは実や葉である。
 この大きな木の下は、子供たちに、陰や表や隙間にそれぞれの居心地のいい場所を探させ、
 そこで人との関わりを持たせ、知性や感受性、想像力を育ませる場所になるであろうと考え、
 子供たちに今必要な空間の、解の一つとした』

そして私を筆頭に、多くの生徒が、この空間とこの教室が大好きになっている。

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