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瓜割りの滝

朝9時に家を出て、小浜を目指した。
湖西道路を真野で降り、琵琶湖大橋と反対方向の「途中」という村へ向かう。
文字通り鯖街道を小浜から京都へ向かう途中にある村だ。
そこから「実は景色が豪快」な花折峠を越えて、朽木へ向かう。
たくさんトンネルが出来て、昔ほど転げ落ちそうな道は走らなくてすむ。
所々にある部落の民家ではことごとく、ばあさんが二人うちわを持ちながら通りを見ている。
朽木には「本陣」という道の駅が出来ており、昔から日曜は朝市をしている。
今回もやっていたが、近くで別の朝市をやるようになり、ずいぶん規模が小さくなっていた。
野菜のてんぷらやかやくご飯を売っているだけで、「へしこ」もなければ、
住み着いている韓国人が作るのであろう、様々なキムチも売っていない。
道の駅の売店の方が野菜もトチ餅もへしこも売っており、こちらがメインなのだろう。
トチ餅は家族4人が好きなので、トチ餅と辛い青唐辛子を買った。
青唐辛子はまだ暑い季節に、みそ汁に入れるとピリリとして食欲増進になる。
朽木から30分ほど、保坂(ほうざか)という峠を越えると、滋賀県から福井県になる。
小浜の入り口だ。
国道27号線までいくと「上中」という町で、熱い太陽に山が揺れている。
昔何度も見た田園風景だ。小浜市へ向かう風景も、何も変わらない。
小浜漁港のフィッシャーマンズワーフへ行き、へしこやコダイの「ささ漬」やカレイの干物など、
うまいものをたくさん買って、二階のレストランで昼ご飯を食べる。
レストランの飯はさほどうまくもなく、料理の盛り付けも京都からすると見劣りがする。
食事の後にトモミの家へ行った。亡くなった母親の線香を上げに行くのだ。
家へ行くと庭から飛び出て来て出迎えてくれる。
康太は5歳の頃に会ったきりだが、私のデスクにあるトモミの写真はよく見ているので、顔はわかったようだ。
しかし康太にわかるのはそこまでだ。写真はホープスの代表になった11歳のもの。
小学生のトモミが無心に卓球のボールを追いかけていた様子も、
おっとりとした性格や話し方が「何も変わらない」こともわからない。
もう、トモミと出会ってから30年が経ったのだ。
私にすれば昔のままのトモミだが、元気だった両親はもういない。不思議な気がした。
1時間ほど話をし、帰ることにした。女房が帰る途中にある「瓜割りの滝」で水をもらうと言う。
看板を見つけて国道を外れると、すぐに瓜割り公園があった。
駐車場にある蛇口から水をもらう。山の水が流れるようになっているのだ。
300mも歩けば「瓜割りの滝」がある。1mほどの滝だ。
流れる水に手を浸してみる。8月だと言うのに、手が切れるほどに冷たい水だ。
「水に浸けると、冷たさに瓜が割れる」ことからついた名だそうだ。
飲んでみるとほのかに甘く、昭和天皇が絶賛されたと看板に書いてある。
何年も小浜で働いていたのに私は、そういうことを一つも知らなかった。
まだ知り合いがたくさんいる小浜。
まだいてくれるうちに家族で、そういう「名所巡り」をしてみるのもいいなと思う。

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