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時間量と集中力と

『高2の後半か・・・そろそろいいかな?』
2009年度京都大学理系の国語の入試問題をコピーして康太に渡した。
現代文2題と古文1題の3問。
以前から感心しているのだが、文章の題材自体がいいし、設問も素晴らしい聞き方をする。
読み取るにはかなりの一般教養も必要で、高校生にはきついくらいにハイレベルだ。
しかし大昔に「文章は“すぎる”くらいに難しいものを読んだ方が、思考力は伸びる」
と読んだことがあり、その考えには賛成している。
「おもしろそうやな・・・」
康太が手にとって見ていると、隣のケンタも楽しそうに笑いながら覗き込んでいる。
『ケンタにも用意したほうがよかったかな?・・・いや、いっそ全員にやらせようか?』

康太は多少漢字に強いところはあったが、語学に強いわけでもなく、
中学時代はどの教科も「そこそこ出来る」程度であり、その程度の勉強しかしていなかった。
高校へ上がってから毎日国語・古文・漢文・英語を触るようになり、
クラブで時間もないから集中度を上げて勉強するようになった。
お笑いが大好きで「レッド・シアター」も見たいから、その前に1時間でもいいから集中して勉強する。
おかげで語学の能力はトップクラスにまで伸びてきたが、最も伸びたのは数学だった。
数学の奥深くの理論まで見通し、その奥深くで数学の構造を触るようになってきた。
語学を理解する方法を、知らず知らずに数学にも取り入れたのだろう。
中学時代は「その他大勢」の中にいた康太だが、今の数学力は教室の伝説の秀才たちに肩を並べ、
さらに先へ行こうとしているように見える。

「基礎事項」はある程度の時間をかけなくてはならないが、一定のレベルを超えると「集中力」が重要になる。
時間量もいつまでも必要ではあるが、「短時間で、集中して」の重要さがどこかで逆転するようだ。
少なくとも「だらだらと、時間だけ長く」は、高校以上からはダメな勉強法だろう。
ところが高校時代の私は「だらだらと」のタイプだった。だからバカなまんまだった。
ユウカもフリースペースでは携帯を開けっ放しにし、覗き込みながら勉強する「携帯依存症」だが、
今度思いっきりほっぺたを引っ張ってやらなくてはならない。
マチャミちゃんも教育相談で、
「ナナセの英語力はたぶん中2程度。だったら中2の復習からやればいいのに、やらへん・・・」
そう嘆く母親や、ユウカのような「携帯依存」は教室にもいっぱいいるが、
「やらない」ではなく「やれない」のだ。そのことに「思い至れない」し、集中力も上げられない。
中学生にはたくさんいるが、基礎知識量がなさすぎると「なにも思いつかない」し、
精神的に幼すぎても集中力は上がらない。
ユウカは携帯依存ではあるが、集中力はかなり高い。「手抜き魔」だからだ。
「だらだらやる」という発想がユウカにはない。
「ああ~面倒くさ~~!さっさと終わらせよう」そう考えるし、基礎力もあるから集中力は高いのだ。
もっとも高校からは手を抜き過ぎたので、しばらく「英語漬け」にしてやらねばならない。
そのように基礎力は不可欠だが、どこか「ずぼら」な方が集中力は高められる。
「ずぼらで基礎力のない奴は?」マチャミちゃんの声が聞こえる。
・・・・我慢強く育てるしかありません!!
ハルカなんて小5から7年もかかって、ようやく数学の構造を理解し始め、集中力も上がって来た。
そう言えば・・・高2のクラスはずいぶんと集中力が上がって来た。
ケンタ・ユウスケ・ユウカ・ミク・ハルカにも国語問題をコピーしてやろう。
今やらせると、いろんな意味で効果があるかもしれない。
コウヘイ・・・こいつだけは得体が知れないので、京大の国語はどうかなあ?
けれど、文法を追うのがまだ下手なくせに、本はよく読むんだよねえ。
一応・・・コウヘイにも渡してみるか・・・

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