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表情の変化

最も苦しい2週目の夏授業も、今日と明日を残すのみ。山は越えた。
手足は伸びきっていても頭の中は「ガキのまま」の高1の娘達だが、ここへきて表情に変化が表れてきた。
毎日やっているので、この子達がそれと気づかぬうちに、扱っている理論や数式は
とんでもなくレベルが上がっている。
そして・・・それを見つめる目つきが、表情が、やはり知らぬ間に「真剣」になって来た。
小学校や中学では、その性質上、あまり奥の深いことはやらない。そういうものだ。
だから少し回転の速い子や器用な子は、それほど考えなくてもある程度は出来てしまう。
そういう風に作ってあるのだから。
それゆえ中学までは真剣に学ぶことがどういうことなのか、たいていの子は知らないですよ。
ミオ母さんが娘を見て、「こ、このバカ娘が・・遊び呆けてからに・・・」と怒るのだが、
まあ、どの子も似たようなものだ。学ぶこと自体をまだ知らないのだから。
だから、それを教えていく。
けれどそれは「これはこう解きますよ」のようには教えることはできない。
それをほとんどの人が勘違いをしている。
「学びそのもの」も、説明できるものだと思っている。出来ませんよ・・・学びを「説明する」なんて。
それは学ぶことでしか学べない。知らず知らずのうちにしか学び取ることが出来ない。
毎日やることで技術レベルも自然に上がるが、何よりも、時間を忘れ、没頭して学ぶ。
黒板で懸命に考えるミオの表情は、たぶん家では母さんが見たことのないものだろう。
夏の授業はそれが大きいのだ。ただやって来て、作業すること自体に意味がある。
そうやって知らず知らずのうちに、少しずつ大人へと育てていく。
いきなりは出来ない。少しずつ、少しずつしか育てられない。教育とは、そういうものだ。
この6日間で高1の娘達は「本当に学ぶこと」を、少しは実感した。
今後はどんどんそれが大きくなるだろう。
ゆっくりだけど、たゆまず進んでいく。それがこの教室の姿だ。

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