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ゴーヤ・パワー

昨日は血糖の定期検診。
朝7時59分のJRに乗らねばならないが、ゴーヤに水をやらなければならないし、
「掃除だけでも済ませておこう」と7時前に教室へ行く。
水をやりながらゴーヤを1本収穫。この頃は毎日採れるから、毎日食べている。
時々血糖値を測定してみると、110ほどの数値で、まだ高いとはいえ問題がない。
ありがたいゴーヤ・パワーだ。
掃除しながらその日の授業を想う。センター数学・数Ⅱ・物理Ⅱがある。
センター数学は・・・げ!指数・対数論に入るから9人分のテキストを作らねばならない!!
とほほ・・・昨日作っておくんだった。1枚1枚手で二つ折りにして、パンチで穴をあけるんですよ。
・・・仕方ない、帰って来てから作ることにしよう。
数Ⅱは・・・げ!こちらも対数論のプリントを作らないといけない!
高3と違って高2の連中は初めてだから、どうやって導入するか構想を練らなくてはならない。
ここはうまく導入しないと京教勢のトモト・サチエ・メイミ、東宇治のクニカズ・ミヤビ、
莵道のマスミ・ミツハ・・・このあたりがバカのまんまになってしまう。
・・・仕方ない、ノートやテキストを病院へ持って行って、待合の時間に構想を練ろう・・・
物理Ⅱは前期最後の授業か・・・モトイとシュウヘイが次の授業まで2週間も開く・・・
この二人にはその間に京大・文系数学を2年分やらせておこう。
とほほ・・・これも大量のコピーを作らねばならないが、このタイミングでやらせるのがいい。
さだの歌が頭をよぎる。
『僕らは別々の山を それぞれの高さ目指して 息も継がずに登ってゆく 山びとのようだね・・』
まったく・・・受験って、山登りみたいだ。
私はどの子に対しても、初めからその高さを設定することはない。
「行ける高さまで・・・」
そう思ってザイルやピッケル、ロープ、ハンマーなどの装備を身に付けさせる。
低い山ならそれだけで十分登れる。しかし国立大となると、かなり高く、険しくなる。
京大ともなると全国の「腕に自信のある」連中が挑み、それでも3人に2人が滑落する山だ。
どれほど準備に力を入れても、十分とは言えない・・・
待ち時間にうまく数Ⅱの構想は練れて、診察を受けるとヘモグロビンA1が1下がっている!
「ゴーヤって、ほんまに効果があるんかいな?」
医者も興味を示し、さすがに「入院しろ!」とは言わなかった。
11時に帰ってくると、フリースペースに二人並んで座っている。中3のケンとコウタだ。
二人揃ってにっこりと「こんにちは!」と挨拶してくれる。
「おう・・・・・」
勉強など苦手なこの二人が、黙々とテキストとノートに向かい、鉛筆を走らせている。
危うく涙がこぼれそうになった。最近この二人の表情がはっきりと変わったのだ。
数学なんてよくわからないのだけど・・・計算も遅くて、どんくさいのだけど・・・
『僕に・・・やれるだけのことは・・やってみよう」
そういう表情になり、それを実行しているのだ。
それはもう・・・中学の段階で、点が取れるとか取れないとか・・・そういうことは問題ではない。
「どれだけ学べるのか、どこまで登れるのか・・わからない。
 どんくさい僕なんかが、そんなに高くまで登れるはずもない。
 けれど・・・僕に出来るだけのことを学び、登れるだけを・・登ってみよう」
その姿こそ・・私がこの教室で創り上げようとしている姿だ。
ゴーヤだけでなく、そういう姿を見ることで、私はまたパワーをもらっている。

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