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教師の現状

中学生がいじめにあい、自殺したらしい。
文科省・警察・マスコミ・知識人がこぞって「けしからん」と言い、
「現場の教師、教育委員会は何をしておったのだ!」と怒声を上げている。
全部・・・その通りだ。中学生が自殺など、あってはならないし、させてもならないし、
原因を徹底的に究明し、2度と起こらないようにすればいい。その通りだ。
けれど・・・全部「正論」だから当事者の教師は何も言えないだろうから、私が言う。
そんなことは何度も起きますよ。どんなに教師や学校を絞めつけても、また起きる。
クラスに35人の中学生がいるとしよう。
この5人は「正負の数の約束と、分数の通分」がどうにもわからない。
それを直そうとするだけで「サリバン先生」並みの努力が要りますよ。
しかもたいていの場合、それでもうまくいかない。
こちらの4人は両親が離婚していて、母子家庭・父子家庭だ。
しかもそのうちの2人は、どうやら育児放棄している。
頻繁に家庭訪問し、対策を考え、「頑張って生きましょう」と声をかけなくてはならない。
ある親が来て、「うちの子、箸の持ち方が変なんです。センセ、指導してください」という。
またある親は「家族旅行するので、うちの犬、学校で面倒見てくれない?」という。
もうすぐ遠足・校外学習だ。
生徒に襲いかかる「かもしれない」、ありとあらゆる事故を列挙・想定し、
それに対する対策をすべて書類にしなくてはならない。
自分の子も中学生だが、どうやら不登校を始めたようだ。クラスの子も2人不登校している。
旦那が会社をリストラされた・・・・・
マスコミや新聞、知識人は知ってるのかな?
教師だって普通の社会人なのに、やらされてる仕事は、明らかに「異常」な質と量ですよ。
生徒が休み時間や放課後に「葬式ごっこ」してようが・・・かまってられませんよ・・・・
「危険な“可能性”のある遊びだから、ちゃんと管理しろ!」
はい、その通りですよ、教師だから。けれど、出来ませんよ。
セキュリティーだの管理だのを言えば言うほど、なぜか「世間の教育力」がなくなってしまったんだ。
昔はそういう問題を、家族・町内・地域・学校で分担していたのであって、
昔から教師が一人でしていたわけではなく、学校や教師だけで処理できるものでもない。
私は夜のニュースを見るたびにそう思っていたが、一人だけ同じことを言う人がいた。
「今村組」の今村先生だ。
「こんなこと言うと、また周りから怒られるけど、教師は忙しすぎるんです。
 学校って、教師がチームを作らないと、運営も管理も出来ないもんなんです。
 それが・・・教師を締め付けることで、授業研究の時間はない、
 隣の教師と話をする時間もない・・・・それでは学校は機能しないんです」
全くその通りだと思うが、どうして他のキャスターや知識人は、
そう言うことを一人も言わないのだろう?

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