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教科の意味

朝日新聞の天声人語を写すノートが売れているらしい。「写ノート」とか言うそうだ。
文章を写すことで勉強になるそうだが、昔は「お経」を写す「写経」だったんだけど、
今は天声人語を写すのか。
それならどんなノートでもよさそうだが、「気分」が違うのかな?
「脳科学者」とかいう、私には意味のわからない肩書きの人が解説している。
「漠然と書き写すだけではだめです。特にこれから成長する若い人は、
 脳にギリギリの負荷をかけないと成長しません。
 そのために、出来るだけ文章を暗記して、一気に書き写すようにしましょう。
 単語ごとではだめです。一文・二文と、出来るだけ長い文章を覚えて書き写すようにすれば、
 脳は鍛えられ、活性化するでしょう」

・・・ま、理は通ってるわね。その通りだろう。
けれどこれ、どの教科についても同じことが言えますよ。
数学でも、その子に解けるギリギリの問題を解かせれば、脳は鍛えられる。
しかしそういう当り前な「ノウハウ」は、比較的部分的なもので、もっと大切なことは、
生徒にとって書き写したり解いたりする時間を、自分の生活を見つめさせ、
いかにバランスよく取らせるか、それをいかに生徒に考えさせるかだ。
それを何も考えさせず「数学の能力だけ」、「資格を取るだけ」、「合格するために」だけをやるから、
こんなに自分勝手で、我がままで、バラバラな教育現場、世の中になっている。
「資格を取るための勉強」と、子供を育てる「教育」は、ほとんど「別物」だ。
だから私の場合、生徒が数学が出来ても出来なくても・・・出来ないのは許せないけれど、
それよりももっとショックなのは、その子が自分や家庭や学校生活を顧みなくなることだ。
どんどん自分勝手になっていく生徒がいれば、
「もうこの子を、数学では育てられないのだろうか?ここから引き離した方がいいのだろうか?」
と考えてしまう。
数学でその子を育てられないと判断するときの数学教師って・・・絶望感に叩きのめされますよ。
「あんなガキのことなんざ、知ったことか!」
などとほざきながら、自分の無能・非力・愚かさを呪い、打ちのめされている。
私なんか27年間ずっとその繰り返しで、どうやら死ぬまでそれは直りそうにもない。
仕方ないね、もともと能力がないんだから。
けれど中には・・・自分の場所と時間を見つける生徒もいる。
莵道高校では2年生が修学旅行でいない間、1年・3年は「2者面談」のようで、
授業は短縮され、3時前にミユがやってきて勉強している。期末テストはまだ先なのに。
すぐに3年のシュウヘイやミオもやってきて、フリースペースに座りこむ。
見る間にフリースペースは満員になった。
この教室では、生徒自ら「教育の素敵な風」を流してくれる。
その風に癒され、私は教室を続けることが出来ている。

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Re: 運動会

> 今晩は今日は運動会でした。楽しかったです。<^^>  でも100メートル走では4位だったので残念でした。

ふむふむ。雰囲気は速そうなのに、意外と遅いんだな。
次は頑張れ。先生は、負けるのが嫌いだ。
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Author:河原
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