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育て方の違い

各高校は試験中なので、午前中の試験を終えると直接教室に来たり、
家でお昼を食べてから来る子も多い。
ミヤビやタクトは炭山なので学校から直接来る。ダイスケとミユはお昼を食べてきたようだ。
東宇治や莵道の生徒達だが、この子達のように試験に関わらず毎日のように勉強しに来る子が多い。
そうやって地道に学べば、卒業時点の学力は学校に関係がなくなるのだが・・・
例えば嵯峨野高校と莵道高校では、入学時点での雰囲気はまるで違う。
こすもす科へ行くのはどの中学からでも、だいたい一人か二人。
京都中の中学のトップランカー達が集まっている。
莵道高校だとそういう進学校を落ちたか、特に考えず「近所だから」と来る生徒ばかりだ。
雰囲気はまるで違う。
嵯峨野だと「京大へ行くためにここへ来た」という子が多いし、
莵道だと「京大へ行こう」と思ってくる子などいない。康太もそうだった。
「○○へ行くために」というのは本来の教育から外れると私は思っているが、
それはともかくとして、そういう雰囲気の違いがあることは確かだ。
それと、入学時点での「得点能力差」も、桁違いと言えるほど違う。
そりゃあ「そういう子」ばかりが嵯峨野に集まってるのだから。
けれどそれは、塾にあおられて世間が思い込んでいるほど「大した差」ではない。
だって、たかだか中学の時点での差ですよ。
小学校や中学ではどうしたって「とりあえず覚えること」が多い。
だからその時点での差は暗記量の差、くらいに思っていい。
暗記も学力のうちの一つだが、能力とも言えないほど「微々たるもの」といえる。
そんなものは高校の3年間でいくらでも逆転する。
康太の学年でも1年生の時に校内上位を走ったのは「進学校を落ちた」生徒ばかりだったが、
卒業時点ではその子達のほとんどが「どこにいるのかわからなく」なった。
康太も、阪大へ行った4人も、神戸へ行った5人も、「莵道だけの受験」の子達がほとんどだ。
だからその差など気にしなくていいのだが、教師側からした「育て方」は異なるべきだ。
嵯峨野と莵道の生徒の最も大きな違いは、莵道の生徒達は
「中学までは、学びの方向性とその取り組み方がよくわからなかった」だけのことだ。
今年高校からやって来たカイ・ユウカ・ミユ・ミオ・サキコ。
どの子も真面目で、本来の能力は嵯峨野に集まった子達と差はない。
学びそのものに戸惑っていただけだ。
だから今はまず、その戸惑いをなくせるような方向性を持った学びを示してやるのがいい。
具体的には基礎・基本、原理・原則をじっくりと示してやればいい。
最初は時間がかかるけれど、3年後には嵯峨野の生徒と差はなくなっているはずだ。
・・・・・なのに!なんで最初から嵯峨野と同じことをさせようとするのかなあ?
康太が高3の時に「京大対策」のためにやっていた英語の問題集は、高2に持たせている。
横山に聞くとその問題集は、
「京大を受けるなら使ってもいいけど、他の大学とか、同志社や立命では
 ほとんど見れない・出てこない問題ばかり・・・・」
1年生数学の、今回の試験範囲は嵯峨野も莵道も同じ・・・・これって、おかしくない?
来ている生徒の意識がまるで違うのだから、「こっちはこっちの“育て方”が、あらあな」と、
余裕を持って育ててやればいいのになあ。
アヤカが言う。
「クラスのみんなが“数学・・もうあかん”って言ってる・・・」
ああ・・・・・・・・・・・・

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