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留年制度

大阪維新の会が「小・中学生を、もう少し留年させてやってはどうか?」という答申を提出したところ、
教育界だけでなくあらゆる方面から「そんなに簡単なことじゃない!」と猛反発を食らい、
仕方なく引っ込めたらしい。まあ・・・難しいわね。
識者にも賛否両論はある。
「つまずいてしまうとそのまま先へ進んでもどんどんわからなくなり、
 怠学・低学力となってしまい、不登校から非行に走る場合が多い」
だから「留年させてやった方がいい」というのはアメリカなどで多いそうだ。
フランスでも小・中学で留年経験者が4割ほどだったが、今ではずいぶん減ったようだ。
留年させてもう一度やらせたり、教員を増やしてたくさん教えても、うまくいかなかったのだろう。
そりゃあ・・・うまくいかないですよ。そういうのって「日常的」ではないもの。
強烈なカンフル剤を打つようなもので、一時的によくなっても、毎日打つとどうなる?
たいてい身体がおかしくなるわね?それと同じだ。
教育って「毎日少しずつ重ねて行く」日常的なものだ。育てていくものだ。
糖尿病にも分量を過ぎなければ「これを食べれば良くなるもの」も「悪くなるもの」もない。
教育もそれと同じで「これをやるから良い・悪い」というものはない。
「しばらく“カレーの数学”が続いたから、今日は“魚の数学”にしようかな?」
そうやって少しずつ食べさせて、「これ、まずいよ」「今日はおいしい!お腹いっぱいだ」
そういうことが「どうしようもなく」続くものなのだ。
昔から教育の話になると「毎日美味しいものを食べさせるには」みたいなことになるけど、
それは土台無理な話なんだ。出来っこないもの、そういうのって。
毎日何かしら「ごちゃごちゃ」とやって、「学び方」を育てようとする。
それで育つこともあれば、育たないこともある・・・「そういうものだ」となぜ思えないのだろう?
そうやって育てて丸5年、高3はとりあえずの仕上げとなり、とてもよくなっている。
数学の「捉え方・さわり方・学び方」が劇的によくなり、それを多方向に向けつつある。
もちろん個人差はあり、皆が京大に行けるわけではない。
けれど「学びのとらえ方」は全員高いレベルになって来た。
それが私の狙いであり、願いであり・・・9月からは入試研究もするが、それは2次的なものだ。
この子達に留年は必要ない。
教育とは「そういうものだ」という観点があれば、「留年論争」も、その方向が変わるだろう。

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