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若葉の頃

雨上がりの山に、くっきりと若葉の黄緑色が浮かび上がる。何ともきれいだ。
何度も書いているが、私はこの季節の山が一番好き。
ものすごい生命感と初々しさと・・・それが教室の生徒達と重なって映る。
改めて新鮮な気持ちになり「大切に育てなくては」と強く思う。
大切に育てること・・・それはかなり難しい。
「そのままでいい」のか、「もっと強く」育てるのか・・・それはどちらも必要だ。
私は最初からその二つを持ってはいたが、以前は「そのままで」がやや強かったと思う。
最近ではそれが「甘さ」と「無責任さ」に思えて来て、「強く育てる」が大きくなっている。
小・中学生がどの中学・高校へ行こうがその子の人生にあまり影響はないが、
「きちんと学びに向き合え!」という部分が以前より厳しくなっている。
これが高校生になると、大学選びは高校選びに比べると人生への影響が大きくなり、
「もっと学べ!しっかりと学べ!」となっている。
「自分に出来るだけの勉強」でいいのだけど、それが2日に30分だと甘いと言わざるを得ない。
限られた時間の中で「自分に出来なかった勉強の枠」を広げさせなくてはならない。
それを出来るようにさせることが「教育」であり「育てる」ことなのだと思う。

朝7時に教室へ向かう私の後ろから「おはようございます」と声をかけられた。
カッパ姿でリョウヘイがランニングしていたのだ。その表情は生命感に溢れていた。
ボクシングに専念すると時間が取れず、やむなく教室には来られなくなったのだが、
私もご両親もずいぶん思い悩んだのだが、これで良かったのだと思う。
「試合が近いのですが、6キロ減量しなくてはなりません」
「身体が大きくなってるのか?」
「大きさは変わりませんが、筋肉がつく分、重くなります」
はきはきとした受け答え。中学時代にこういう話し方が出来る子ではなかった。
6キロもの苦しい減量など、出来る子ではなかった。
「自分に出来なかったこと」を多く学んでいるのだ。
その分勉強の遅れは大変だが、ここまで仕上がってくれば、何とかなるように思う。
同級生で莵道高校へ通う子らは、うちへ通う時間が取れた。1年前はどの子も校内60位からの出発。
どの子もクラブをがんばりながら「出来なかった学び」を広げつつある。
ショウは1年生ですでに京都府公立高校卓球チャンピオンだ。もっともっと強くなりたい。
大学でも卓球を続けたいが、5人兄弟の4番目でもあり、私立大学へは行けない。
「自分に勉強など出来るのだろうか?学ぶ時間など取れるのだろうか?」
それを自分に問い続ける1年であったが、「そのこと」に気付けば十分なのだ。
クラブで時間を取られる分、集中して学ぶようになり、その集中力は益々高まって行った。
「先生、見てください!」
ベネッセの模擬テストのデータが返って来たのだ。
国語と英語は「上位」であり、数学は「1位」であり・・・仲間のだれよりも早く「総合1位」になった。
まだ2年生になったばかり。これは2年後、志望校のランクを上げなくてはならないかもしれない。
どの方向であれ、どの子も、厳しく育てよう。
若葉の黄緑色は出来るだけ残してやりながら・・・・。

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