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クラブ

真子は高校のサッカー部へ入った。目指せ、なでしこジャパン!な~んてね。
スポーツは好きだけど「卓球はもういい」と言っていたのでどうするか見ていたら、まさかサッカー部とはねえ。
と言っても「女子サッカー」があるわけでもなく、男子と一緒に練習するようだ。
先輩に女子はおらず、同じ1年生でもう一人入ったので女子は2人。
試合はどうなのだろう?高校の取り決めでは何も書かれていないらしい。
そりゃそうだわね。決めた時には「女子がサッカーをやる」という発想もなかっただろうから。
だから男子に混じって試合に出ても問題はないが、やはり男女ではパワー差があり過ぎて、
「危ないから試合は無理だね」ということだ。これは真子には好都合だ。
卓球でもそうだったが、練習はいいけど試合で競い合うのは嫌だから。
勉強はしっかりとしたいから、時間に余裕のあるときに運動がしたいのだろう。
どうやら気軽に参加できるクラブのようだ。ま、そういうクラブを選んだのだろうけど。
本当には中学や高校のクラブは市民スポーツとは違うと思うけどね。
どうしても「教育的なもの」を含むはずだから。けれどそれは顧問の考え方にも左右される。
例えば教科による教育に絶望した先生は、それをスポーツに求めることがある。
そうなるとものすごく「体育系」になりますよ。良い・悪いではなく。
1日でも練習を抜けるなんてもってのほか。「やるからにはとことんやれ!」
さあそれで高1のミユは困り果てていた。水曜と金曜はうちに来るから練習を抜ける。
「塾で2日も練習を抜ける?ダメだ!そんな奴は入部させないからな」
顧問の先生はなかなかに厳しい。ところがそのクラブには先輩のタクトがいた。
「お前、去年顧問に怒られなかったのか?」
「怒られましたけど、僕の場合、無視しました」
すげっ!見た目は穏やかなのに肝が据わっている。それは・・・ミユには無理かなあ・・?
ふいにミユは顧問の先生に呼び出された。
「お前、塾って言ってたけど、まさかそれ河原なんちゃら・・・じゃあ・・ないだろうな?」
「ハイ!河原シュタイナーです!」
「・・・・それじゃあ・・・しょうがねえな。勉強もクラブも、がんばれよ!」
先生は苦笑いしながら言ってくれたようだ。
その先生、去年は康太の担任の先生だったのだ。このブログも何度か見ているらしい。
何とも奇遇だったけど、おかげでミユは入部を許された。

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