FC2ブログ

教師の落とし穴

食事の時に御飯が足りなくなると困るから、主婦はどうしても多めにご飯を炊くだろう。
教師も同じだ。予習はどうしたって多めになってしまう。
高1は三角比の正弦・余弦定理の確認が宿題であった。
その発展問題からやる予定だが、ここはひとつ三角形の形状問題で先に定理の確認をやらせよう。
それから発展問題をやって、さらに三角形の面積公式だ。
イメージの中ではコウヘイ・モトイが、ヒロコ・ナナセがシュウヘイがバリバリ解きまくる。
アユム・ユウキも豹変したかのように理解するし、レオ・ミオ・ミズカ・トモコもがっちり勉強してきたようだ。
それなら予定はすべて終了するのだが・・・
実際にはコウヘイとモトイだけが快調に解きまくる。
ヒロコは元々解くスピード自体は速くないし、シュウヘイもナナセもアユムもじっくり確認しながら解く。
ユウキはよくポカをやるが、その時はよく解いていた。
ミオもトモコも懸命だが速くはない。基礎がまるでなかったミズカはとても良くなったが、まだ時間がかかる。
先週休んだレオは三角比が3週間ぶりほどで、すっかり忘れて止まっている。
予想はしていたが皆、式の整理や因数分解に戸惑いを見せていた。
それを練習させる問題だから仕方ないが、これじゃあ予定の半分も行かない。
仕方ない・・・ここは腰を落としてじっくり練習させよう。
ナナセに2発目の右フックを入れたところで時間切れ。やけに時計の針が速く回りやがる。

高2は対数の終盤だ。
指数・対数をベースにした最大・最小問題を宿題に出しておいた。
発表させてみると、皆とてもよく理解している。
ハルカなど、対数の連立問題をみごとに解いている。
菟道の文系でこれほど見事に対数を処理できるのはこの子だけだろう。
こんなことの出来る子ではなかった。
数学はことごとく「形を丸暗記」するもので、「考えてみる」物などではなかったのだ。
5年ほどかかったが、ようやくにして「数学の文法」を追いかけ始めている。
『こんなに皆が出来るなら、常用対数を先に済ませて、その後発展をやらせよう』
18の20乗は、いったい何ケタの数なのだろう?7の100乗では?最高位の数は?
対数を利用して底を変換すれば容易に計算が出来る。
康太とケンタは猛烈に速いし、コウヘイもしっかりと文法を追う。
ユウスケはもう1枚壁を破ればトップクラスにとどきそうだし、
ユウカの数学はもう本物だし、ミクは最近はっきりと目覚めてきた。
よく黒板の前で「フリーズ」していたハルカもどんどん解く。
しかし、私の用意した問題が多すぎたのか、思いのほか計算に時間を取られるのか、
やはり思ったほどには先へ進まない。
予習の段階では、あっという間に対数のすべてを終了するはずだったんだけどなあ・・・
仕方ない、皆こんなに気持ち良く解いてるんだ、ここはのんびり見守ろう・・・

予習の中の生徒はサクサクと解き進めるが、実際には「右見て、左見て」と、確認しながら進んでいく。
結果は予定の半分も進まない。
ま、そういうことは、よくあることだ。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR