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本音トーク

土曜はユウカのご両親に私と横山が「や起き」に招かれ、祝杯を上げた。
ユウカはセンターテストで「20点ほどのハンデか?」と思っていたが、
あとでデータを見返してみると、駿台データで45点のマイナスだった。
2次は数学だけで、300点満点・・・「絶望の差」だよ、これは・・・
よくも逆転出来たわ・・・あり得ない逆転ですよ、これは。
確かに2次の数学は9割は解けたけれど、皆がそれくらい解きそうな問題だったものね。
長女が国立大へ行ってくれるおかげで、
「これで弟・妹が、仮に私立へ行っても破産せずに済む・・・」
胸をなでおろした両親だ。
御両親ともに中学の教師で、橋下市長にはわからぬ「現場の実態」を本音で話す。
全国どこでもそうなのだが、教師の絶対数は足りない。
誰かが病気で休むと代わりの教師はおらず、体育の資格しかないと、
数学の「臨時資格」を発行して現場に出さなくてはならない。
「現場は変えなくてはならない。けれど教師をさらに縛る橋下のやり方では、うまくいかない」
私もそう思う。とても苦しく、厳しい。
奥さんは長年務めた中学を離れ、大学で教えることにされた。
「え?その大学だと、生徒の質は今の中学よりひどいよ?」
それは十分承知されているようだ。
けれど今の中学では年齢的に「管理職」にされてしまい、教壇には立てなくなるらしい。
いわば「事務職」で、楽だと言えば楽だが、「自分でなくてもいい」ところが嫌だと言う。
ユウカの父が言う。
「僕ら公務員は、定年までは“こき使われ”て、退職後は誰からも必要とされなくなる。
 それが嫌なんです。世の中に何らかの貢献がしたい。それを考え始めているんです」
奥さんが行く大学には「英語の教員資格コース」があるが、実際に資格を取れた学生がいない。
「ひとりでも教員になれて、自分の人生を切り開く子が出てくれればと・・・」
すごい!今の中学より厳しい条件になるのに、それに踏み込んで行こうとしている。
そういう「実践の伴った本音トーク」はとても楽しくて、今後もこの「飲み会」を続けて行くことを約束した。

日曜は家族4人で三条へ出かけて行き、京都府文化会館へ。
近畿の「建築家の巨匠たち」の作品展示が行われている。
一番年下で、「ハナタレ」で、巨匠でも何でもないウネの作品も展示されている。
その作品とは・・・うちの教室だ。
入ってみると、様々な建築家の建築模型や写真があり、その建築思想や狙いが書かれている。
古民家、現代の建築、未来の建物・・・様々だ。ウネの作品がどこなのかわからない。
ウネは受付にいた。
「よう!お前のはどこだ?」「あ!ようこそ。こっちですよ!」
教室の写真と構造・その思想が書かれたボードがあった。これはそのまま教室にも展示する。
建築に興味のある真子や康太に他の作品の説明を細やかにしてくれる。
「建築は様々な人が集う“祭り”だよ。とても楽しい。なかなか“食えない”けどね・・・」
やはり「本音トーク」を展開してくれる。
ウネも子供が出来れば「嫌でも金を稼がねばならない」時代がある。
けれどユウカのご両親のように、きっと「本音の人生」に立ち返ることだろう。
それには一時期「厳しい現実」を生きねばならないが、それを生き抜けば、きっと立ち返れる。
そういう人生を誰もが、本当には、生きたいと思うのだろう。
何とも楽しい週末だった。

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