FC2ブログ

最後の決戦

まだ私立高校の2次・3次募集、国立大の後期試験もあるが、一応の区切りだ。
「15歳の試練」公立高校入試。
真子はもう決まったから受けないが、学校でもらってきたデータには興味津々だ。
特色選抜で合格した人数を除けば、莵道高校の残定員は256人。
総志望者数は260人とある。なんだ、4人しか落ちないのか?
少し違うようだ。「総志望者」だから「第2希望以下」も含めた総数なのだ。
第1希望にして届け出ているのは190人。これだけだと66人の「定員割れ」?
これはほとんどの公立高校で同じ状態だった。
総希望者は残定員を上回っているが、第1希望者だと定員を下回っている。
これは・・・ふたを開けてみたら去年並みの「軒並み定員割れ」状態になるのではないだろうか?
そもそも今年の京都の中3は去年より1000人も増えているのに、公立高校の希望者は80人減っている。
「私立助成金の影響があるのだろう」とデータ表には書かれていた。
何にせよ、うちの4人は大丈夫だろう。・・・助かるよ。

昨日やって来た新小6は13名。
黒板に着かせてみると、身体が小さいとはいえ、やはり満員だ。
よかった・・・これでもひとり断っているんですよ。
小5の復習で、分数の通分が入った演算と図形問題をやらせてみた。
新人6名を含め、通分が出来ない子はひとりもいない。これは・・・すごい!
シュンヤ・アユ・アリサ・カンナ・リョウスケ・イクト・・・
計算がゆっくりでも基本は理解している。助かりますよ。
さっそく雷を落とされたのはイクトだ。母親とやって来た時から「しぶしぶ」という表情だったが、
「さあ、黒板でやってみな」と言うと、それぞれ黒板についていくのに、席から立とうとしない。
黒板に目をやりもしないでだるそうにしている。
「イクト、やる気がないなら、今すぐ帰れ!」
「え!?・・・いや・・どの黒板につけばいいのかわからなくて・・・」
探しもせずに?すぐ後ろの黒板が空いているのに?
「親に金まで出してもらって来てるのは、誰のための学びか!!調子に乗るんじゃねえ!」
「ハ、ハイ、僕のための学びです!」
はじけるように黒板につき、やってみると、計算はチサ並みに速い。

先日のテレビで「プロ家庭教師」の様子を放映していた。
「あくび」をしているガキの横で「プロ教師」が懸命に世話をしている。
完全に「方向性」がずれている。
塾もそうだがなぜ、「勉強は楽しい、楽しくやりましょう」とだけ言うのだろう?
間違いではないけれど、そもそも学びは楽しさだけでは出来てはいない。
難しさ・苦しみ・はかなさ・哀しみ・躍動感・希望・・・・すべてで成り立っている。
そのすべてを味わってこそ、本当の楽しさもわかってくる。
私には「楽しい、楽しい」と「一面だけ」を演じることで、教師も生徒もくたびれて行くように見える。
ひょっとしたら今の教育現場の「退廃感」はそのせいかもしれない。
うちの教室に来るからには、それらすべてに向き合ってもらう。甘やかせはしない。
イクトは怒鳴られてびっくりしたようだが、タフなやつで、ケロリとして後半は楽しそうだった。
この子達の学びへの大河の「最初の一滴」が流れ始める。

そうやって8年も育てて来たユウカから10時過ぎに電話がかかった。
奈良教育大学合格!
センターテストでハンデを負ったが、2次での見事な逆転劇であった。
良かった・・・心配したぞ・・・これでユウカは解放された。
笑いながら、嬉しそうに報告するユウカの声に・・・なぜ、泣きそうになるのだろう・・・

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR