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まだ解放されない

明日6日は「高校入試・最後の決戦」。公立高校の一般入試だ。
それに合わせて中学や高校も一斉に期末テストをやる。「一度に終わらせよう」と言うことだろう。
こうなると土・日の教室は満員になる。朝早くからやって来て、黙々と勉強している。
そういうことを繰り返すうちに、少しずつ生徒の顔は大人びて行くのだが、
中には一気に顔つきが変わる子もいる。
新高2のクニカズや新中2のモモカなんかもその典型だろう。
1年前まではどちらも「学び方そのもの」がよくわからず、どう勉強するのかがわからなかった。
それは「こうやって勉強しろ」と教わるものではない。自分で見つけるものだ。
しかしそれを発見するにも相当な「基礎力」はいる。
基礎力も付けてやらずに「このプリントだけでOK」なんてやっても、その子は伸びない。
クニカズなんかも「俺、数学わかんねえ」と言って泣くこともあった。
この1年で・・・特に最近、積み上げた基礎力が「発動」したようだ。
少しだがわかるようになる。すると視野も広がり、それまでの自分の「不勉強さ」もわかってくる。
『なんだ・・・こうやって勉強すれば・・・わかるじゃないか』
そういう感覚がわかれば、学ぶことが少しも苦痛ではなくなり、一気に「目の焦点」が合ってくる。
見事に顔つきが変わるんですよ。
モモカは一ヶ月前から学校帰りに毎日教室へ来て勉強している。土・日ももちろん。
クニカズは英語も国語も力を付けつつあるが、特に数学は校内9位。
高校のレベルの低さはわかっているさ・・・けれど・・悪い気はしない。
少しアドバイスすると「はい、ありがとうございます」・・・中学時代には言えなかった言葉だ。
もう「ガキの顔」は、すっかり無くなっている。

教室が混む原因は、現役生だけではない。
国立大前期試験が終わって1週間以上になる。その間に高校は卒業してしまった。なのに合格発表はまだだ。
ケンタは2階の部屋を、ユウカは職員室の畳の間を「自室」にして、後期試験の準備をしている。
康太は勉強は「終了」しているが、二人と同じことを考えているはずだ。
『合格最低点をこの程度に設定すると、自分の得点がこうだと“ぶっちぎり”の合格だ。
 けれど最低点がここまで上がって、自分の減点がごっそり引かれると・・・
 ギリギリ“アウト!”になるかもしれない・・・・』
今更どうすることも出来ないのに、暇もあって、あらゆることを考えてしまう。
そういうことを考えてしまうから発表までが地獄のように長く、くたくたになってしまう。
「もう、落ちていてもいいから、早く発表してくれ~~~~」
それがすべての受験生の偽らざる心境だろう。
康太もじっとしているのに耐えられず、土曜の夜は10ヶ月ぶりに卓球の練習に来て、
小学3年生のカリンに負かされた。今日は友達と京都まで映画を見に行ってくる。
そんな「地獄の日々」も、ユウカとユウスケは明日まで。待ちに待った発表だ。
ケンタは8日、康太は9日の金曜日。こちらはまだ・・と~~っても長い。

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