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この教室が一番好き

さよなら、ありがとう、好きだよ、好きだよ
さよなら、笑ってよ、泣くなよ、バカだな
伝えたい言葉は止めどなく溢れる
何度も、何度でも、僕は君に恋をする

さよなら、また会おう、ごめんね、好きだよ
さよなら、笑ってよ、怒んなよ、バカだな
恋しい、苦しい、愛しいじゃ足りない

何度も、何度でも、叫ぶよ
好きだよ
さよなら
                   (僕は君に恋をする より)

1ヶ月も「朝型」の生活をしていたので、すぐには「夜型」になじまない。
授業中に何度か頭の中がふらつき、倒れそうになる。
けれどやはり、この教室が一番ほっとするし、ここに集う生徒達が一番好きだ。
文化祭前なのに、高3は5時前から続々と集まって来る。
タカシが記述模試のデータを持ってきた。失敗している・・・
けれどマーク模試がよかったので、近所の国立大ならボーダーラインには残っている。
ヒロユキは日本語と化学がダメだが、その他がとてもよく楽勝ペース。
サツキが髪をなびかせてやって来る。身体つきは「健康優良児」そのものだが、最近体調はあまり良くない。
マミ・ケンタ・シュウヘイの「桃山組」は、学ぶこと自体が楽しそうだ。
タイチとトモヒサが高1で来た時は「なんて力の弱い」と思ったが、すごく力を付けた。
特にタイチは思考が大人になって来て、遅かった手も速くなってきた。その手は国立大にも届きそうだ。
思考力が細くて心配していたシュウジも逞しくなった。
唯一進行の遅い東宇治のシュンペイとコウヘイは信じられないほど伸びた。
イツロウは文化祭の練習が抜けられなかった。

入れ替わって入って来た中3に模試の受験票を渡す。
「模試や受験ごときに、負けたら許さねえからな!」
もっと大きなことのために、うんと将来のためにこの子達を教育し、育てている。 
そこではその教育が発動するのかどうかはわからない。
しかし「ただの通過点」である受験ごときでは、負けることなど想定していない。
ショウとクニカズの表情はずいぶん落ち着いてきた。
遅刻を繰り返し、横山から「最大級の雷」を落とされてしまったヒロシは、遅刻しなくなった。
ミツヨシとミツハは「成績がまだ本物じゃないことは、自分でわかってるよ」とばかりに懸命に黒板に向かう。
のんびりなリョウとリョウヘイだが「もっと勉強しなくちゃ」と思っている。 
スピードだけに目が行って、なかなか本質に迫れなかったゲンキは、最近その意味を理解出来たようだ。
ダイスケとマスミ・カンタローは良く学ぶし、もうすぐ学びの姿勢は仕上がるだろう。
メイミ・マナ・サチエ・タイチは高いレベルで安定し、どこまで登って行くのかわからないほどだ。

どの子もどの子も、懸命に学び、泣き、笑い、時にはしゃぐ。
私はこの子達のそんな姿を見るのが大好きだし、まぎれもなくこの子達に恋しているのだ。 
学びは甘くはなく、激しさにクタクタになるが、私も生徒も、そんな教室が大好きなのだ。
そして一番落ち着き、安らぐ場でもある。
間もなく夜型のペースにもなじむだろう。
今日は高1と高2。恋しいその風もまた、しっかりと受け止めよう。     

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