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「だけ」では育たない

歴史や流行は繰り返す。
「ゆとり教育」に反発するように、塾では「夏休み40日全部来い」とか、公立中学でも
「夜スペ」と言う、放課後のスペシャルなモーレツ勉強が流行っていたが、どうやら飽きられたようだ。
塾のチラシは「いつ来てもいいし、アットホームで、楽しくて」と書くし、
2日前のテレビでは東京の塾の様子が映されていた。
塾講師がバーナーの火に何かの薬品を振りかけている。パラパラと火の粉になる。
「こういう面白いこと、楽しいことだけを見せれば、子供は自分で考えるようになるし、伸びます」
ふ~~ん・・・ま、「楽しい」に越したことはないし、それも本当だけど、
チラシも塾も「だから生徒は賢くなるし、“全員”第一志望に合格する」と言うのはどうだろう?
それが本当なら、ぜひその塾に行きなさい。うちなんかに来ることはない。
けれど「第一志望100%合格」と言うのは、昔、予備校でも言ってましたよ。
からくりは「受かったところ」を第一志望にしちゃう。
全部落ちた子は「第一志望がなかった」と言うことだろう。
なるほど、それなら確かに第一志望100%合格だ。

私の経験では「楽しいだけ」だと、最終的に楽しいのは「教師だけ」となって、
半数ほどの生徒は「遊びの勉強」しかしなくなりますよ。
逆に京都の進学高校でも言う「3年間毎日、家庭学習4~5時間」もばかげている。
仮にそれを成し遂げても東大に合格するかどうかはわからないですよ。
医学部がはっきりわかるけれど、東大や京大なんて「勉強したから」合格できるところではない。
勉強しなかったら余計に合格できないけれど。
そして仮にその生活を3年間続けて合格したとしても、その価値も意味も、私にはわからない。
「異常なやつも世の中にはいるんだね」としか思わない。
ちょっと「お勉強」から離れると、「その答え」は誰でも知ってるのにね。
お母さん、あなたの子供は「楽しいだけ」や「叱ってばかりだけ」で育ちましたか?
ブラバンの生徒に聞いてみる。「楽しいだけでコンクールに入賞できる?」
「まったく無理!厳しさがないと入賞は出来ない。けれど楽しさもないと上位入賞は無理」
サッカー小僧に同じことを聞いてみる。
「楽しいだけじゃあレギュラーにもなれないですよ。厳しいもんです。
 けれど、厳しさの中に楽しさが見つけられないと、上達どころかレギュラーの維持も出来ません」
・・・なんだ、みんな「正解」を知ってるじゃないか。勉強だって、同じはずだ。

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