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育てる

いよいよセンターテスト前日。
昨日の英語の授業を終えてミクは大量のプリントをコピー。
「1日でそんなにやるのか?」「明日学校でやります」
ユウカは今朝8時半にやって来て問題に取り組んでいる。「一夜づけ」のパワーはものすごい。
もう見守るだけ。せいぜい「夜は早く寝ろ」くらいしか言えない。

3年生の目は血走っているが、1・2年生達はどうしているだろうか?
高1はすでに数Ⅱ・数Bに入っており、「数学の文法」をバシバシと叩き込んでいる。
本来の能力が高いクラスゆえ、中学時代は才能だけで進むことが出来たが、
ここらで真剣に「学ぶ意味、その方向性」を問わせたい。
そう、ガキから青年へと、はっきりと変換させねばならない。
「アットホームで、楽しく、豊かに、のんびりと」と塾のチラシが言っている。
それはそうですよ。間違ってはいない。けれど、本当に、楽しくて豊かなのかな?
それはどういう楽しさで、どういう豊かさなのかな?そのためにどういうことをやっているのかな?
「好きな時に来て、必要なら食事も作ってあげる」から、アットホームで楽しい??
そんなの、とっくにうちではやってますよ。
朝から晩まで生徒は来てるし、昨日もユウカやミクはレンジでご飯を炊いて食べていた。
それはそれで豊かで楽しい時間だけど、早朝からフリースペースに座り、
黙々とプリントに目をやっている・・・その凛とした姿こそが美しく、最も楽しい瞬間だ。
そうさせるために、それが出来るようになるためには・・相当な「鍛え」がいる。
「必死に育てる」・・・それが教育産業には欠けているように思われる。
高1達は授業前には早くから来てノートに目を落としている。
授業後にも1時間ほど居残って復習している。
まだまだ真の学びではなく、真の実力も身につけていないが、その「兆し」は見え始めている。
「どアホウ!そんなこともまだわからないか!」「のろのろするんじゃあねえ!」
アットホームとは正反対の授業。
けれど、それを越えて行ったところで、生徒はとてもいい顔で笑うようになる。
本当の意味で「学びを楽しむ」ようになる。
今の3年生はご飯を食べながら談笑する姿が、少し大人びて、とても楽しそうだ。
しかし、最も楽しんでいるのは・・・「ピリピリとした学び」そのものだろう。
それぞれに現時点での能力差はある。けれどそれすら、素直に認めあえるようになっている。
「自分は・・今の自分に出来ることを、精一杯やるだけだ」
他人と比較しなくなる。ねたみも、そねみも、ひがみもない。自分も人もそのまま認めることが出来る。
もう、数学や英語ではなく、その姿勢こそがこれからの自分を支えてくれるだろう。
私は一つの方向を示したにすぎない。自分を創り上げたのは、この子達自身に他ならない。
高1・高2の生徒達も、出来ればその高さまで登らせたい。
だから懸命に、怒鳴り続けながらでも、育て上げたい。

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