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質を上げておきたい

学力と言うものは文字通り「学ぶ力」であって、それには限界などないが、
学力の「一部」とすらいえない「点取り能力」には、その時点での限界はある。
高3のこの時期においては自分の限界を見極め、志望校を決定し、願書を書く。
つらい作業である。本当には「通過点」にすぎないのだが、18歳にそれが実感も出来ず、
「自分はこんなもの」と値踏みをしなくてはならない。
しかしその時の状況を把握し的確に決定していくことは「学力」だ。
せめてこの冬期講習で得点能力をも、何割か上げておきたい。
目覚ましい伸び方をするのは中3の方だ。高3に比べて基礎事項が多く、まとめやすい。
2日目までに府立校の過去問を3年分やった。良問ばかりだ。
「円の性質」と「相似」と「三平方の定理」が絡んだりすると、とてもややこしいが、
一つ一つをひも解いていくと、全体的なバランスの美しさがよくわかる。
解き終えた時の爽快感は別格で、見る見るうちに伸びていく。
そして昨日は昨年23年度の嵯峨野の問題をやらせてみた。
明らかに「作り過ぎた」問題ばかりで、平均点が30点台になった問題だ。
その裏に隠された理論が「重過ぎ」て、中学生がやるのは無理なものばかり。
こんな問題を喜ぶのは大人の、しかも専門家だけで、中学生にとっては迷惑以外のなにものでもない。
一つ一つその裏に隠れた理論を説明し、黒板で解かせてみる。指先からその理論を確認させるのだ。
それが確認出来るには、かなりの「下準備」がいる。
何年にも渡って質の高い「数学そのもの」に触れさせておく必要がある。
面白いのは「質の高い数学そのもの」と言うものは「直接の得点」になりにくいものだ。
だからいまどきの風潮では、どこでも扱ってはいない。
うちの生徒が比較的入試に強いのは、今思えば、そういうことばかりをやってきたからだろう。
26年間毎年思い続けてはいるが来年も、「下準備の質」を、さらに上げておこうと思う。

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