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予習する

冬期講習では中3・高3共に入試問題研究をする。平常授業とは全く違う。
平常では数学の本質に迫ろうと、一つ一つの「部品」を生徒の中に創り上げなくてはならない。
どういう導入をしようか?どういう順番ですればいいのか?強度はどの程度にすべきか?
そこ説明の後にはこの問題をさせてみて、それで理解してくれるだろうか?
まだ足りなければ、どの問題までやらせれば納得してくれるだろうか?
頭の中では細部にわたって「模擬授業」を繰り返す予習をしている。
それに対して入試問題研究は「総合演習」だ。
今まで習い覚えた「部品」が「全体」の中で、どのように機能しているのだろうか?
部品と全体とでは、その感覚がまったく違う。それを生徒に味あわさなくてはならない。
特に中学生の場合、忘れていても仕方ない「部品」は多い。
『ここは・・・これに気づかないと先へ進めないけど・・忘れてるわな?
 これはこの定理を使うけど、思いつけないよな?』
大問が7問もあれば、2問くらいそういう問題がある。
ちなみに嵯峨野の適性検査だと、すべての問題がそういう難問になっている。
けれど一般の府立高校入試の問題も、誰が作っているのか、良問ばかりで感心する。
昨年23年度の6番は、その四角形が円に内接することを見抜けなければ解けない問題だ。
『これは・・・まず、説明なしでやらせてみよう』
案の定、誰も気づかなかった。生徒を席に戻す。
「なぜ、こことここの角度が同じなんだろう?これはBCを弦とした“円周角”が同じと言うことだ」
「あ・・・おお~~~!!」生徒達は感動すら覚える。腑に落ちていく「瞬間」だ。
それがわかってもさらに3つほどの考えを使って正解にたどり着くのだが、それは出来る。
こんなことが、平常授業では、入試までにあと6回ほどしかしてやる時間がない。
適性検査までだと3回ほどだ。だから冬期講習の「5回」はとても貴重なんだ。
しかし・・・そういうことをするために私は、生徒がやる問題のすべてを頭に入れておかなくてはならない。
高校入試の「2年分」。高校生の「数Ⅰ・A」と「数Ⅱ・B」康太がやる「京大過去問」。
プリントは大量になり「あれはどこへ行った?」はいつものことだし、
つぶさに問題を予習すると、もう、フラフラになりますよ。
決して「自分は解けるからいい」と言うものではないもの。
生徒が解けるように、腑に落ちていくようにしなくてはならないのだから。
はあ~、今日もそんな授業だ。

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哀しい「現場の現実」

> あたしも毎日大切な50分で生徒に何を伝えるか、何を引き出すかを考え予習してます。でも・・・悲しいことに授業妨害が存在し全てをぶち壊します
> わざと服装を違反し、遅刻、暴言、口笛などあり得ないことを平然とする生徒が1人いるだけで授業は成立しません
>
> 全てはその子の気分しだい
>
> 悲しいですが初めて生徒を手放す決意をしました。その他の生徒のために...
>
> でも私の逃げなのかもしれません
>
> 指導の難しさを感じています


気に病むことはない。お前が「精一杯取り組んでいる」ことを、私は知っているし、
周りの教師仲間もわかっているはずだ。
そういう「荒くれ」をどうにかする「スーパー・ティーチャー」は、稀にテレビで見かけるけれど、
一般の教師は「スーパー・ティーチャー」ではない。
教育を「拒否する生徒」に、教師は無力だ。立ちすくみ、哀しく思うだけだ。
「この子を、どうしろと言うんだ!?」
もっと世の中に・・・この「甘ったれた」世の中に、アピールすべきとも思うよ。
27日に帰っていれば、忘年会に来ればいい。ウネもコウヤもいるよ。
暖かい鍋を食べよう。
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