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長野に吹く風①

名古屋で「ひかり」から「しなの」に乗り換える時、「味噌カツ弁当」を見つけて少し後悔。
京都駅で「トンカツ弁当」を買ってしまっていたのだ。
日本の駅弁はトンカツしか買ってはいけないと法律で決まっているが、味噌カツの方が良かったかな?
500ミリの缶ビールを買ってしなのに乗り込んだ。松本までは2時間だ。
電車の中は比較的すいており、動き出すと同時に弁当を開ける。
トンカツをガブリとかじり、ビールをゴクリ。うまいねえ!
良く晴れているが遠くの山のてっぺんは雲に覆われている。たぶん雨が降っているのだろう。
木曽路を眺めたり、うとうとしたりするうち松本に着いた。

改札を出ると藤井さんと鈴木さんが待ち構えてくれている。
車に乗って「ヒゲタツ農園」めぐりだ。
大きな小学校の前にある田んぼは20アール(2000平方メートル)
小学生達が「田植え体験」で植えてくれたらしい。
いくつか「合鴨の家」があるのは、クラスごとに作ったからだと言う。きれいに実っている。
また車で少し行き、次の田んぼへ行く。そこには2種類の米が植えられていた。
少し背が高いのは「古い種類のもち米」。背が低いのは「コシヒカリ」だ。
背が高いと倒れやすく、そのもち米を植える人は少なくなったと言う。
その隣が畑になっており、トマト・ナス・シシトウ・ピーマン・バジル・・・色々植わっている。
適度に雑草も生やし、土の乾燥を防いでいる。
ゴーヤもトマトの蔓に絡ませ影を落とさせていた。実もいくつか収穫。立派なゴーヤだ。
晩御飯のおかずにと他の物も収穫。プチトマトはその場で食べた。うまい。
畑の入り口には何本も向日葵が植えられており「笑って」いる。本当に笑っているのだ。
真ん中の種の部分を削って笑い顔が描かれている。誰が描くのだろうか?
稲穂の上を甘い風が吹き抜ける。四方に見える山は雲にけぶっており、雨のようだ。
しかし平地ではまったく降らないと言う。

次に向かったのは果樹園。
リンゴ・栗・プルーン・洋ナシなどが植えられている。色々やっているねえ。
ネクタリンが熟していたので3人でかぶりつく。甘酸っぱくてうまい。
中にはガの幼虫が食べた跡があったり、幼虫そのものがいたりするが、
気にせず幼虫ごと食べてしまうと言う。蜂の子を食べる感覚のようだ。
最後に向かったのは「合鴨の池」
稲の成長期に田んぼへ放ち、雑草や害虫などを食べさせるのだが、
稲が実って来るとそれも食べてしまうので「ご用済み」となる。
何でも食べるので合鴨がいる間は、田んぼには雑草も虫もカエルも、な~んにもいなくなるらしい。
池は網で囲われており、キツネに食べられるのを防いでいる。
まだ30メートルも離れているのに、鈴木さんを見つけるとガアガアと声を上げる。
「腹減ったあ~!」と怒鳴っているのだ。
どこから出るのか、網の外にも4羽出ていた。合計40羽ほどの合鴨が鈴木さんを追う。
給食センターからもらった野菜くずと、飼料用の麦を無造作に池に放り込んだ。
ガアガアと競い合って食べる。
秋になればしっかりと脂ものり、町の人や小学生、仲間内で分けて食べてしまう。
雛の時から見ているので情が移った人は食べないが、「命を食らって生きる」のが人でもあるから、
それはそれで貴重な体験になる。

米を育て、野菜や果物も育て、鴨まで育てている。
生命そのものの循環を見るようで、とてもうらやましくなった。
いいなあ~・・・なんだか、とてもいい・・・そんな仕事を私もしたいよ。
さあ、食材もそろったし、鴨の餌やりも終わったし、帰ろう。家に帰って晩飯だ。
どうやらウネ夫婦も合流しそうだ。

飲んだくれた晩さん会の様子と、翌日私が出会った二人の話は、明日にしよう。

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