FC2ブログ

子育ては根気な

小学生の授業は今週を入れてあと4回。1・2月は休みにしましょう。
小6はいよいよ入試問題を使って、全体的な復習とまとめだ。
京教大付属中学の問題。うまく作ってある。
「秒速300mで飛ぶ飛行機は、900㎞行くのに何分かかりますか?」
秒とメートルで設定されてるのに、キロメートルがあって、分を問われている。
きちんと単位を揃えなくては計算できない。皆「ドキドキ」している。
トンチンカンな答えも登場する。
「30分」・・・・どう計算したのかな?900÷300だと3だし・・・??
ユヅキは算数は得意だし、ナゴはこの半年でずいぶん力をつけた。もう算数が「苦手」ではないだろう。
ヒナは一つ一つの作業に時間がかかるが、きちんと考える。
ユキタカは回転が速いが、そのせいか宿題はけっこうサボる。
ヨシマサは「30分」と答えを出してくれる。まだ「考察」そのものが弱い。

子供達は様々な能力で、きっちりと「家庭の匂い」をくっつけてやってくる。見事なほどに。
「勉強は、する」と言う大前提はあるけれど、同じように育てることは出来ない。
すでにそれぞれの家庭でそれなりの感情や考え方を身につけているからだ。
そんなものをいっぺんに変えてしまうなんて、出来もしないし、良いことでもない。
点数に縛られないで、少しずつ「教科そのもの」に向き合う訓練をしていく。
宿題はとても少ないので、家でやらず、やって来てからやろうとする子は昔からいる。
しかしそうすると理解が深まっておらず、その日の授業がよくわからない。
そんなことも繰り返して、「サボったらだめだな」と気付けばいい。
まだこの子達に算数・数学の「何たるか」などわかるはずもなく、
「学校のテストのために」「入試のために」と言うものを一切取り外し、作業のみに向かわせる。
実際に今やっている算数が「何のためになるのか?」なんて、誰にもわからない。
まだ点々とした「水滴」みたいなものだ。
しかしどこかで学びそのものに気がつくと、それらの水滴は一つずつくっつきあい、
やがてはゆっくりと流れ始め「線」となってゆく。その時まで根気強く育てねばならない。
その線がどこへ流れてゆくのかも、誰にもわからない。教育とは、そういうものだ。
「宿題はやったんやけど、ノートを忘れた」
そう言った小学生はその日の授業で「やってない」ことを私に見破られ、大泣きした。
その後その子の水滴も流れ始め、今では悪を取り締まる警察官になっている。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR