FC2ブログ

本の編集者を募集

引越しの準備をすっかりと終えられたイケミズ先生と土曜日に飲んだ。
先生は大阪のご出身で、大阪教育大学を卒業後、中学の美術教師をされていたようだ。
4人兄弟全員が教師になったと言う。まだ「教育の荒れ」もない、良き時代だったろう。
33歳の時に最高峰の「美術グランプリ」を獲得され、賞金の多さに驚かれたようだ。
様々な活動を続けられているが、最近では愛知の東山動物園のゴリラをテーマにした
「毛深き人々」という写真展をやられていた。
動物園の折の中にいるゴリラの「やるせなく、哀しい目」を見たとき、
「こりゃあ・・・人ごとじゃあないぞ・・・」と、その場を離れられなくなったのがきっかけらしい。
きちんと餌を与えられ、具合が悪くなれば医者にも見てもらえる。
何不自由なさそうだが「哀しい存在」・・・これは我々、今の人間と同じではないのか・・・
TPPを出すまでもなく、経済活動とは「市場原理」なのであろう。
しかしあまりにも「市場原理」が強くなり過ぎて、あらゆるものが「それだけ」になっている。
イタリアでは「文化遺産」がどんどん売りに出されている。「文化では儲からない」からだと言う。
市場原理の行きすぎが、そういうことを言わせるのだろう。
では、文化財などすべて取り壊して、近代的なビルにすればいいのか?
文化とは人間の歴史そのものだが、携帯の電子書籍の中にでもあれば十分なのだろうか?
もしそうなれば我々人間は完全に「動物園のゴリラ」になってしまうだろう。
「“そうじゃない生き方があるよ”と言うことを、私はあと10年、発信し続けたい」
イケミズ先生のお考えに、私は一も二もなく賛成する。

私の「在野での教育活動」は、市場原理への「反抗」がスタートであり、いまだにそれが続いている。
「儲けるために」と言う勧誘は今も昔もあるが、耳を貸すことはなかった。
「進路・進学の実績」ではなく「教育とは、賢さとは」何なのかを問い続けてきた。
そう言うと「アホらし!塾は“入れてなんぼ”じゃ!」と言われもした。
しかし私は、そういう「市場原理」には納得できなかっただけだ。
「こんな塾でも、こういう子達が育ってますよ」それが私を支え続けてくれている。
イケミズ先生は「その活動の記録を残すべき」と言われたが、私には戸惑いがある。
確かにそれなりの教育観の元に行動してきたが、やって来たことは
「行き当たりばったり」ばかりであった気がするのだ。
「市場原理ではない教育」と言っても、確かな「モデル」があるわけではなく、
ほとんどすべてを自分で決定しなくてはならなかった。
賢い人がやるならともかく、私ごときがやって来たことに、私自身はその価値がわからない。
だから私自身がそれをまとめることは出来ない。
人から「これはどうやったのか。ここはどう考えたのか?」と聞かれれば、答えることは出来るが・・・
そう言うと「そういうことなら、私に企画させて」と、めえさんが言う。
「あと5年。30周年記念の事業として、先生にどういうことを聞きたいのかいくらでも出せるし、
 卒業生の人にその時の様子を書いてもらったり・・・5年あればまとまるでしょう。
 誰か手伝ってくれる人が、もう少し必要かもしれない」

なるほど・・・私の活動の「何が知りたいのか」を言ってもらえれば、
失敗ばかりの活動だけど、正直に答えることは出来る。
どのようにまとめていけばいいのか、手伝ってくれる人がいれば、そりゃあ助かる。
年に何度か集まって、
「こういうことを書いてほしい。」「ここ、もう少しわかりやすく」「これらはこういう配置にしましょう」
そういうことをやっていただければ、5年でまとまるかもしれない。
誰か手伝ってもらえませんか?手伝える方がおられれば、私に伝えてください。
報酬は、ありません。時々スタッフで「飲み食い」する費用は出します。
本に出来そうなら、長野の藤井さんに聞けば「安く製本する」方法を教えてもらえるでしょう。
本が出来れば、スタッフの方には無償で差し上げます。それが報酬です。
手伝ってくださる方の連絡をお待ちしております♪

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

なんて暖かな・・・

> ふとしたきっかけで、こちらのブログを拝読しています。ブログを読み始めた頃は力強く学ぶ生徒さんたちの様子を、正直、羨ましく思っていました。「こんな塾に通えていたら、自分の人生は変わっていたはずなのに!」と。しかし、ブログを読んでいくうちに「大人なんだから自分で学ばなきゃ」と当たり前のことに気付くようになりました。もう30代ですから(笑)そちらの塾に通うわけにもいきませんものね。
>
> 私は本当の学びの意味に気付けないまま、成長してきたのかもしれません。残念ながら、学びの煌めきのその先に気付かせてくれる先生や大人にも出会えなかった……でも、このブログを読んでいると、あの頃の自分が出会いたかった「先生」に、今、やっと出会えたような気がして、勇気づけられます。
>
> 本のご準備をされるとのことで、大変楽しみにしております。当方、都内在住の社会人で、教育や塾とは無縁の存在ですが(通わせる子どももおりません)、そんな私でもこのブログを楽しく読んでいるのです!
> そのような読者もいるということが、もしかしたら書籍の構想のお役に立つかと思い、コメントさせていただきました。
> 今後も楽しく読ませていただきます。


なんて・・・なんて暖かな励ましのお言葉でしょう・・・・ありがとうございます。
こんな小さなブログを、よく見つけられましたね。
日々思うこと、生徒の様子、嬉しいこと、哀しいこと、悔しいこと・・・
思いつくまま、ありのままを書き綴っています。時々自分の力のなさに打ちのめされます。
けれど、こんなに暖かな言葉を頂ける。元気と勇気がわいてきますよ。
あんまり嬉しくて全文載せてみました。お許しを。
今日もまた元気に、生徒達と学ぶことが出来ますよ。
プロフィール

河原

Author:河原
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR