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国語わあ~・・・

病気で入院し、9月の一ヶ月間を学校も教室も休んでしまった中1のモモカだが、
10月の中間テストでは数学も英語も平均点は取れたようだ。
教室の「夏の授業」で学校より先行していた分、助かったのだ。
まだ平均点が精いっぱいで、うちの教室の小・中学生のほとんどがそうであるように、
モモカもまた、まだまだミスは多く、勉強は苦手な方だ。
そう言う子達に「得点能力追求」をやれば、基本的に全員が潰れていく。
「一つ一つを完璧に理解させて、先に進ませる。そうでないと数学はわからない」
昔からそう信じられているが、私の経験上、特に小・中学生の場合それは「嘘」と言っていい。
小5のチサのように「あっという間に答えを出す」と言う子はいくらかいるが、
そういう子でも「数学がわかって」いるはずもなく、たまたま回転が速いだけだ。
ほとんどの子は遊びやクラブの中で学び、他の教科に学び、
全体的な理解力・精神年齢が育ってきて初めて「そうだったのか」と理解する。
モモカもずいぶん元気になってクラブも頑張れるようになり、友達と元気に教室に来て、
フリースペースで大声で雑談し、テスト前には懸命に勉強もする。
そういうことのすべてが生徒を育てるのには必要なのだ。
「数学をやれば、数学が出来るようになる」と言うほど単純なものではない。
しかし我々市民は「単純で、わかりやすい、ノウハウ本」ばかりを買うように、
「単純でわかりやすいもの」を好んでしまうから、塾や学校がそういうことを言っているだけだ。
「よくわからない」けれど、とりあえずゆっくりと先へ進む。
その先でもその「よくわからなかったこと」は何度も繰り返し出てくる。
繰り返すうちに、他の様々な経験でも理解力が上がって来て「わかる」となるものだ。
時間がかかるのだ。どうしようもなく。教師は焦るが、じっと耐えて「その瞬間」を待たなくてはならない。
「中学の1年間」は相当に成長する。続いてやって来た中2は、ずいぶん理解力が進んでいる。
もちろんまだ「その途中」の子もいるが、それでも「見えない部分」ははっきりと成長している。
「私とそっくりで、たぶん数学はダメ」と言われていたルイなんか、「切れ味」が出て来ている。
皆が「学ぶことって、面白い」と言うことがわかり始めているのだ。
そこで宿題は「平成18年度・府立校の国語」だ。ソウイチロウが
「国語わア、一番あかんねん。苦手やあ・・・」
「俺もやで」「俺も」「俺も」・・・・皆が口々に言う。
だからやるんだ!これは慣れの問題だ。我々皆がそうだが、本や漫画を読むとき、
「なぜルフィーはこのセリフを言ったのだろう?」なんて考えては読んでいない。
「集中して読む練習」を少しずつやらせることが大切だ。出来れば少し難し目のものを。
だから中3には「適性検査の国語」を、高校生には「京大の国語」をやらせている。
1年で10年分くらいをやらせると、国語の得点率も極めて上がってくるが、
何よりも「数学の理解力」がすごく深まってくる。私の狙いはそれである。
「数学以外のもの」をたくさん学ばないと、数学は伸びないのだ。
中2の連中も、すぐに「適性検査」の問題になる。
1年も経てば「国語わア」とは、言わなくなるだろう。

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