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通分の壁

8月末から始めた小5の授業も一ヶ月が過ぎ、はっきりと生徒の顔と名前が一致するようになった。
小学生は撤退しようと思っていたが、「脱ゆとり」でゆとり前よりも内容が増えると言う。
小5の問題集を買ってきて見てみた。
「うげっ!こりゃあ・・・パニックになるぞ・・・」
そう思っていた、まさにその時に、アヤカ母さんがやって来たのだった。
「先生~~、小5の弟の面倒を見て~~~、算数がやばいわあ~~~」
小5の初めでやる「小数×小数」「小数÷小数」もややこしいが時間がない。
それはその都度復習することにして、分数の通分目指して整数論から入った。
2の倍数・3の倍数・5の倍数・・・
それが分かればその数が2・3・5のどれで割り切れるかわかり、分数の約分に役立つ。
最大公約数・最小公倍数とは?それも約分や通分に使う。
カードゲームで遊びながらそれを見抜く練習は2回しか時間が取れなかった。
何度もやった方がいいのだけど、分数の計算の時に何度も思い出させよう。
集まったのは7人。
シュンスケ・アリサ・ヨシヤ・ダイチは、数字を触るのを無意識に怖がっている。
ま、小5なら普通のことだけど、だから育てるのだけど、アヤカ母さんの不安がよくわかる。
ノリユキは能力的には問題はないが、これも母さんの指摘通り「無類のめんどくさがり」。
あまりに「その通り」なので笑ってしまうのだが、少しずつ躾けてやらなくてはならない。
コウヘイとチサは理屈がすぐに飲み込めるようだった。
そこまで行って、次に「素因数分解」をやるかどうかで迷ったが、
小5に「その意味」の理解は難しく、時間もかかるので省略。中学でやろう。
「倍分と約分」を練習させてから、いよいよ通分。
分母の数の最小公倍数を見つけるのも厄介だし、分子・分母に同じ数をかけるのもややこしい。
「小5ショック」の始まりだ。
タイル図をいくつも描き、例題もいくつも用意するが、繰り返し練習させ、馴染ませるしかない。
小学生とはそういうもので、繰り返しが重要なのだが、教科書では「繰り返し」が割愛されている。
それが一番ダメなところで、私が「こりゃ無理だ」と思ったところだ。
見ているとコウヘイが分母の数を並べて2や3で共通して割っている。
最大公約数と最小公倍数を見つける「テクニック」で、教師によってやるようだ。
遠山啓は「素因数分解」はやらせたが、その「テクニック」は教えなかった。
私も反対である。そのテクニックでは肝心の倍数が出てこないからだ。
倍数が出てこずに、最小公倍数だけがわかる。それは小学生にはよくない。
ヨシヤ・ダイチ・アリサが分母の倍数をいくつも書いて、最小公倍数を見つけている。
時々倍数が飛んでしまって最小公倍数が見つからなかったりする。
2倍した後、4倍してしまって3倍を忘れていたりするのだ。
「ほら、3倍を忘れてる」「あ!」
そういうことを、小学生のうちにたくさんやっておくほうがいい。
そういうことをやっておくほうが、後に「算数・数学」そのものに迫ることが出来る。
「面倒くささ」をたっぷりと経験させておくのだ。
ところがチサだけは・・・テクニックなど使わないのに倍数を思い浮かべ、
どんどんと通分してしまう。やたらと速い。これは兄のユウマにはない才能だ。
それならそれで、たっぷりと問題をやらせておこう。数学への「母乳」になるだろう。
分数の後は「平行四辺形や台形の面積」「平均」「単位当たり量」「割合」「円と正多角形」
数学の「母乳」が目白押し・・・やあ~、大変ですよ、これは。
しっかりとやらせよう。面倒だけど、面白い。
ところでこのクラス、小6からは3~4人増え、中学から2人が参加予定。
やばい・・・すでに「満員」になっているかもしれない。

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