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建築は・・・祭りだ!

前日の夜はとても蒸し暑くて、よく眠れなかった。
それでも昨日の授業を終え、ぐったりしていると、3期生のウネが遊びに来る。
「教室は、まだきれいですねえ」
自分が設計した教室を嬉しそうに眺めていた。
せっかくなので横山も誘い「や起き」へビールを飲みに行く。
「1杯目のビール」など、この時期には「一息」だねえ。
すぐに2杯目を注文し、話に花が咲く。
「この前も人から『建築とはなんだ?』と聞かれたんですけどね・・」
何とか食べてるだけ・・の設計士ウネが言う。
「『祭り』だと・・・設計の段階から多くの人間が口を出し、
 延べ何百人もの人間が懸命に造り上げていく・・・それこそ祭りですよね?
 祭りは面白い。祭りだから、儲からなくても、続けられますよ」
「うちの授業も、それと同じだ!!」
私と横山も同時に声を上げる。
今の点数も取れるに越したことはないが、それがメインじゃあない。
単に入学資格が取りたいだけなら、そう言う塾へ行け。それらは「教育」じゃあない。
数学をやることでその子は、何に気がつかないといけないのだろう?
どこが育たないといけないのか?
受験だけではなく、人生において数学がこの子を助けるためには、
どのレベルまで引き上げておかなければならないのか?どのように配備されなくてはならないのか?
「駄目だ駄目だ、そんなんじゃあ、危なっかしくて見てられねえ」
それは修行であり、バトルであり・・・祭りだ。
「怒られても、怒られても・・・先生の数学は面白かった。
 確かに、その中には、学ぶべきことがたくさん詰まってましたよ」
そうやってウネは感謝してくれて、いまだに一緒に酒が飲める。
そういう感謝を、損得なしの感謝を受け継いでいけるものは、教育だけかもしれない。
合格する、資格を取る、仕事がうまくいった、金がもうかった・・そういうときの感謝もあるだろう。
しかし人生のあるときに、ふと、「だから、今の俺がいる」と思い出す感謝とは別のものだ。
何の得になったのかもわからないけれど、ありがたかった・・・
今はだれもが忘れてしまったけれど、そう言う感謝が、教育の中にはある。
時々卒業生が教室に帰って来てくれる・・・それが証明だ。
私も横山もそれを知っているから、合格のための勉強ではなく、「教育」そのものに携わっている。
教育・・・・・確かにそれは、祭りだ。

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